2019年6月17日 (月)

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ

一部のコアなファンの中では、昨年から「どんなのだろう?」と話題になっていた。
ハリウッド版「ゴジラ」の第2弾だ。20190617
このブログでは、たまに「ゴジラ」関連のことを書く。
2014年7月に「ゴジラを考える」、2012年9月「特撮博物館に行ってきた!」、2007年11月「FavoritesNo.21 ゴジラ伝説」、そして2006年2月「伊福部昭さん」などなどだ。
ここから先は、かなりディープな話になり、「ゴジラ」「ガメラ」「怪獣映画などの基礎的な知識がないと分からないと思います。ごめんなさい。

今回特に楽しみにした理由は「キングギドラ」「ラドン」「モスラ」といった東宝怪獣系の王様クラスが出るということだった。
「ゴジラ」を含めて、この4大怪獣が激突したのは「三大怪獣 地球最大の決戦」。ちなみに4つの怪獣が出るのに「三大怪獣」というのは、地球の三大怪獣であり「キングギドラ」は宇宙怪獣なので、外れいているそうだ。
この「キングギドラは宇宙怪獣」という設定は、今作にも踏襲されていた。
事前に今回の監督は、かなりの「ゴジラおたく」であるとも聞いていて、それも期待度を高めていた。

●映画における音楽の力を思い知った
これも事前に「一部で伊福部昭氏の音楽が使われる」と聞いていたが、実際に映画としてのシーンの中に「伊福部昭氏」の音楽が流れると、格段に「ワクワク度」が上がった。
「映画の中の音楽の力って、こんなにスゴイんだ」と感心しきりで、特に「モスラ」登場のシーンでの「モスラ」の音楽は、鳥肌がたった。
また「ゴジラ復活」のシーンでの「ゴジラのテーマ」も、もう拍手したい気持ちになってしまった。
しかし、いかに「伊福部昭」という人が「映画音楽」というものを熟知して作曲していたかを、ゴジラ誕生後65年も経ってから、改めて思い知らされた感じである。

●エンドロールの最後に感涙
エンドロールの最後にゴジラの着ぐるみに入っていた「中島春雄さん」の写真を載せ、彼へのリスペクトを表していた。
思わず「おっ」と言ってしまい、そしてちょっと泣きそうになった。
ちょうど、この映画公開にあわせ缶コーヒーのBOSSが「顔の映らない主役」という特別なCMを作ったが、まさに彼のことだ。
日本では、かなりコアなファンしか「中島春雄」のことを知らないが、アメリカでは「スーツアクター」として、とても尊敬されていたと聞いたことがある。今回のエンドロールは、そのことを十分に分かる演出だった。

●怪獣登場の脚本力の違い
映画としては全体的にとても面白かった。
でも、なにかが足りない気がして気になったのだが、映画館を出て思った。
「荒唐無稽」な怪獣映画だけれど、私が見てきた初期の怪獣映画や、平成ガメラシリーズと圧倒的に違うのは、脚本なんじゃないか?と。
日本の場合、日常的な出来事の積み重ねがあって、全く歯が立たないと分かっていても自衛隊は攻撃するし、住民が避難するシーンは、必須である。
「シン・ゴジラ」が評価されたのも、人命に対する考えや日常的な生活を積み重ねていて、最後の怪獣部分だけが「荒唐無稽」な物語にしている。
この実際にある「現実感」の積み重ねが、この映画は希薄な気がする。
ま、そんなことをすれば、3時間以上の長時間映画になってしまうから、仕方ないのかもしれないが。
「モナーク」はともかく「オキジェンデストロイヤー」なんて、コアなファンしか分からないのが突然出てくる辺り「ゴジラファンのためのゴジラ映画」と言えなくもないが。

次には「キングコング対ゴジラ」のハリウッド版が予定されている。
生まれて初めてみたゴジラ映画が東宝の「キングコング対ゴジラ」だった思い入れの高い作品なので、今回以上に期待が膨らんでしまっている。

 

 

 

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2019年2月18日 (月)

盛り上がったガンダム THE ORIGIN

偶然だが、ちょっと先週の続きのような「オタク的な」話題。
 
20190218「ガンダム」という有名なアニメがある。
初めて「ガンダム」という名前を聴いたのは、デザインの学校に行っていた頃なので、もう40年くらい前だ。
今年「ガンダム誕生40周年」ということだから、記憶に間違いはない。
ただし、私はデザイン学校のクラスメイトが、そんな話で盛り上がっていたが、観ていなかったのでよく分からなかった。

その後、社会人になって再放送を観てハマった。
何しろ私の世代だと「ロボット」と言っていたのに「モビルスーツ」とカッコイイ言葉に変わっていたし、「ニュータイプ」とか「スペースノイド」とか、とにかくカッコイイワードが次々出てくる。
そして設定自体もそれまで観ていた「正義の味方vs悪者たち」ではなく、特に敵役側のメカがカッコよく、なかでも「シャア」は、敵ながら一番人気があったのではないか?

それに「セリフ」も、なかなか味があった。
「親父にも打たれたことないのに」
「連邦軍のモビルスーツの性能とやらを」
「僕が一番ガンダムを上手く操れるのに」
と、なぜか印象に残るセリフが多いのも、この「ガンダム」の特徴だ。
その後、シリーズ化され今でも「ガンダム○○」という名で続いている。
さすがに最近は全く観なかったが、昨年あたりYouTubeに「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」という動画がアップされているのを観た。
最新のCGでモビルスーツや艦隊戦を描いたアニメは、その動きと品質に久しぶりに「カッコイイ」と思っていた。
この「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」は、全6本で構成される劇場公開ものだ。

「いつか見たいなぁ」
とぼんやり考えていたら、年末の「スカパー!」ガイドブックに「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 全シリーズ一挙放映!」の記事を見つけた。
「これは録画しなければ」とさっそくチャンネル契約し、お正月休みにずっと見ていた。
あまりに面白く、会社でうっかり前の席の本部長に話したら「見せて欲しい」と頼まれた。

彼は私より10歳年下。完全な「ガンダム世代」だ。
ただそれまで「ガンダム」の話題を話したことはなく、そんなに好きだったと思っていなかったので、今回の「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 全シリーズ一挙放映!」はしなかった。
自分の保存のブルーレイに焼いていたので、それを貸すと「メチャクチャ面白い」と言ってきた。
その後、彼は同じ部の副部長と営業本部長と3人で飲みに行って、ずっとその話で盛り上がったそうだ。

「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」
はとても良く出来ていて、初代「ガンダム」が好きな人には堪らないキャストが出てくる。
「ランバ・ラル」「クラウレ・ハモン」が出たかと思うと「ララァ・スン」「フラウ・ボゥ」「カイ・シデン」そして最後には「カツ、レツ、キッカ」まで出てくる。
私のブルーレイディクスは、そんなわけで今、次々人の間を回って観られることになったわけで、予想しない盛り上がりとなってしまっている。

そんな中、4月からNHK総合テレビで、「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」を再編成して放送されると聞いた。これはこれで、また観てしまうのだが、コンテンツのデキが良いと、40年経っても活かされるものなのだと思い知らされる出来事だった。

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2019年2月12日 (火)

トクサツガガガは「あるある」ドラマ

番組の宣伝を見てちょっと興味を持っていた。
ただあまり「ドラマ」を観ない方なので、どうしようかなぁと思っていた。
TVドラマは最近まったく観ない。
理由はいろいろあって、ここに書けるほど「これ!」という理由があるわけじゃない。
ただこの「トクサツガガガ」は、「トクサツ」と言う言葉で興味を持った。
20190211

もっとも私の好きな「トクサツ」は、年齢的に「ゴジラ」「ガメラ」とか怪獣ものが主流で、戦隊ものが流行り始めた頃には大人になっていたので、興味を示さなかった。
しかし番組の宣伝を見ていると「心に秘めた何かハマッている人」には、響く内容に思えた。
そう思っていたが第1回の時には、うっかりしててチャンネルを変えた時には「トライガーの君(ドラマを見ている人には分かるはず)に地下鉄で出会い、目と目とで分かり合えるシーンだった。

「これは面白そう」と思い、第2回からは録画してみることにした。
観るまで知らなかったが、このドラマは私の住んでいる街のNHKが制作していて、ロケがこの地方で行われている。
だから、第2回に出てくる「ヒーローショー」は、有名なスポットだったり、商店街も「ああぁ、あそこだ」と場所が分かるのも個人的には楽しめる。

しかし、この「トクサツガガガ」の最大の面白さは、何かにハマッている人たちの「あるある」だ。
私自身、この主人公のように内緒にしていたわけではないが、先に挙げたように「怪獣的な特撮」が好きだ。
北代さんじゃないが(これもドラマを見ている人には分かる)声高に言うことでもないと思っているので、会社でその話題を人に話したことはなかった。

ただ、どんなきっかけだったか忘れたが、10歳以上年下のある社員と、その分野について話すようになった。
それからどのくらい経ったか覚えていない。
私とその社員と「例の」と言った調子で分かる人にだけ分かる符丁で話していたら、後日さらに年下の社員が「もしかして、あちらの方?」とこれまた符丁で尋ねられ、盛り上がってしまった。
私を含めたこの「怪獣的な特撮ファン」は、私が一番の年長者、そして10歳下、15歳くらい下と年齢差がある。
私以外の二人からすれば、私は「創世記のゴジラをリアルタイムで観た人」と一目置かれる立場なのだが、これも「オタク」の中だけで、通じる価値観だ。

「トクサツガガガ」で言えば「吉田さん」的なポジションなのだが、私自身「吉田さん」のように「良い年齢して」と迷ったことはない。
なにせ私の2歳上に、もっと詳しい友人がいて、昔は古いゴジラ映画を見ながら「ああだ、こうだ」と夜中に語り合ったものだ。
これを他の二人に話すと、「羨ましい」と言うが、これも「オタク」のあるあるだ。
こんなふうに「トクサツガガガ」には、分野がイロイロ違うにしても何かにハマッている人(あえて、オタクとは言わない)たちにとって、とても「あるある」なシーンや言葉が次々出てくる。

最近NHKは「チコちゃんに叱られる!」「トクサツガガガ」のように、以前のNHKでは考えられないような番組がどんどん出てくる。
そして、制作費が豊富にあることもあり、どれもなかなか良質なデキだ。
まずはこの「トクサツガガガ」は、今のところ楽しみな番組の一つとなっている。

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2019年1月 1日 (火)

2019年 謹賀新年

あけまして、おめでとうございます。

ここ数年「浮世絵」を題材にした年賀ですが、
今年は「歌川広重 名所江戸百景『びくにはし雪中』」を選びました。

本当は、前年に訪ねたり見聞したものと関連付けようと思っていたのですが、
今回は、干支と関連することを思い付いて、この版となりました。

本文にも書きましたが、ご法度されていた「獣肉」
「山くじら」と呼んで、食べていたなんて、なかなか洒落た知恵です。

そう言えば、以前友人から「うぐいす色やえんじ」といった日本的な落ち着いた色は
「贅沢禁止令」の網を潜るために生まれたとか。 
人ってのは「規制」「禁止」など、不自由な状況になればなるほど、知恵を絞って新しいものを生むものなのかもしれません。
今は、何もかも自由な日本になってしまって、なかなかこんな「洒落た知恵者」はいなくなりました。
私も、少しはそんな「洒落た知恵者」に慣れたらよいなぁと想いを込めた賀状となりました。
 
本年も、よろしくお願いします。
  
20190101_2

 

 


 

 

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2018年1月 1日 (月)

2018年 謹賀新年

2018nenga_3

明けまして、おめでとうございます。

今年の原点回帰ではないけれど、また「北斎」

知れば知るほど、この人の「凄さ」を感じます。

とは言え、今回は「浮世絵」ではなく「天井絵」

しかも唯一の祭り屋台の作品です。

これを小布施で間近で見た時、「やっぱ北斎は面白い」と改めて感じました。

今年もこんなことを感じられる1年が過ごすことができると良いと思っています。

よろしくお願いします。

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2017年3月27日 (月)

Favorites=世界!ニッポン行きたい人応援団

「和風総本家」(テレビ大阪) のことをこのブログで紹介したのは、今から9年前の4月だった。
ブログで書いた頃はまだ始まったばかりで、「どうなるのか?」的に書いたが、その後、世界的に「日本ブーム」になった。
この時には「和風ブーム」と書いたが、その意味ではこの番組は「日本ブーム」の先駆け的だった。
20170327_nippon
その後、「日本に観光に来る外国人」が増えに増え、「インバウンド戦略」なる言葉も、我々レベルでも良く耳にする時代になった。
そのおかげなのか、ここ数年「海外から見た日本」を紹介する番組が増えた。
「世界が驚いたニッポン! スゴ~イデスネ!!視察団(テレビ朝日)」
「YOUは何しに日本へ?(テレビ東京)」
「所さんのニッポンの出番(TBSテレビ)」

また最初に挙げた「和風総本家」 でも「世界で見つけた Made in Japan」などの回には、海外のユーザー目線で日本の道具などを紹介する。

そして、1年くらい前から、私がとても気に入っている番組がある。
これもやはり「テレビ東京」系で、最近このチャンネルは本当に面白い。
他のチャンネルが大事件の時に、一斉に同じような報道番組になるのに、このチャンネルだけは通常番組を流すように徹底した独自路線で有名だ。
その「独自性」が、今はとても良い方向に向かっているのだろう。
その番組は「世界!ニッポン行きたい人応援団」

これらの番組で共通するのは、私たち日本人自体が「へぇ~~そうだったのか!」の日本文化の再発見に気づく点だが、この番組は、そこが徹底している。
まず、海外の人の「日本のモノLOVE」をプレゼンテーションしてもらう。
毎回、そのシーンを見るだけでも面白い。
インターネットだけの情報から、味噌を作ったり、藍染めしたり、鎧兜を作ったり、もう「日本の伝統」に対して「LOVELOVE」を一生懸命熱弁を振るい、そして「ぜひ日本へ招待して!」と呼びかける。

先に挙げたような「日本の伝統」とか「独自の道具」などは、その職人さんが(しかも業界トップクラスの)外人さんをもてなす。
2月初めに放送された盆石が大好き!なアメリカ人男性をご招待! の回では、開場前の「竜安寺」の枯山水の見学を「サプライズプレゼント」として招待する。するとそこに粉雪が舞い、招待された外人さんは、静かに感涙を流す。
「日本人じゃなくても、この静寂と枯山水の世界は感動するんだなぁ」と思わず一緒に涙が浮かんでしまった。

そして、こんな回もある。
「ニッポンに行きたい」のは、ポーランドの12歳の女の子。
この子のLOVEなものは「錦鯉」「フグ」
そして「“錦鯉”愛すポーランド小学生ご招待!!納涼2HSP」 としてニッポンにやってきた。
もう鯉を見るたびに「Oh~~Koi」と叫び、普通の人が知らないような模様によって種類として「紅白」「大正三色」「昭和三色」などなど、もの凄い「錦鯉知識」見せてくれる。

またまた「たい焼きLOVE」なロシアの女性を招待した「“たい焼き”愛してやまないロシア美女ご招待!!」 も面白かった。
数枚一緒に焼ける鉄板で作ると「養殖」と呼び、昔ながらの1枚ずつ焼く場合は「天然」と呼ぶとか、見るたびに日本のことなのに、「へぇ~~~」と思うことがたくさんある。

どの回も共通するのは、向い入れる日本人側がとても良い人が多く、そして親切なことだ。
最後にはとびっきりの「お土産」をプレゼントする。先の「たい焼き」など、彼女が訪れた鋳物工場で、「天然もの」の焼型をプレゼントされたり、「錦鯉」では、錦鯉そのものをプレゼント。

日本の文化や道具や職人や、いろんなことを感じさせてくれる番組だが、一番日本が海外に誇れるものは、やっぱり「もてなし」なのじゃないかと、いつも最後には思う。
それと、「和風総本家」でも「世界で見つけた Made in Japan」の回では、こういった職人さんを、日本は大事にしているだろうかとも思う。

最初に挙げたいくつかの番組の中で、ある外国の人が言っていた。
「こんなに素晴らしい文化を受け継ぐ職人たちの賃金が、異常に安いことが一番の驚きだ」
この一言こそ、日本という国が一番学ばないといけない気がする。

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2017年3月 6日 (月)

気になる人、歴史学者「磯田道史」さん

前回、「Favorite」を久しぶりに書いていて、「そう言えば、この人たちのことを書いてないなぁ」と気づいたので、今回から3回続けて「気になる人」としてピックアップすることにした。
「Favorite=お気に入り」ではなく「気になる人」にしたのは、全員が「気に入っている」と言うよりも、TVや活字でこの人たちの名前を見ると「気になる」から、そうしてみた。

最初の「気になる人」「磯田道史」さん。
3年くらい前にNHK-BSの「英雄たちの選択」という番組をこのブログで紹介したが、その番組のMCで、詳しく知るようになった。
最初に知ったのは「武士の家計簿」という映画にもなった話の作者ということだったと思う。
20170313_isoda
(ウィキペディアより)
岡山市出身。磯田の実家は鴨方藩重臣の家系で、家には古文書などが残されていた。子供のころから歴史好きで、岡山市立御野小学校、岡山市立岡北中学校を経て、岡山大安寺高等学校在学中、『近世古文書解読辞典』を使って実家や岡山県立図書館の古文書の解読を行う。
著作『武士の家計簿 「加賀藩御算用者」の幕末維新』で第2回新潮ドキュメント賞、2010年には森田芳光監督によって『武士の家計簿』として映画化された。2010年、「専門分野である歴史を視聴者にわかりやすく解説し、放送文化の向上と地域活性化に貢献した」として第15回NHK地域放送文化賞。2015年、『天災から日本史を読みなおす』で第63回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞する。

と通り一遍の紹介をさらに省略して載せたが、この人の面白さは、こういうものでは伝わらない。
私が、「この人面白いなぁ」と思うようになったのは、「英雄たちの選択」 を見ていて、番組の最後に「締め」の一言を話す時の姿を見るようになったからだ。
その時によって違うけれど、もの凄く熱っぽく語り、(おそらく編集ではカットされているようだが)話し終えた後にちょっと「困った」ような何とも言えない表情を浮かべる。
「ああぁ、また熱くなってしまったぁ」みたいな後悔の表情にも見える。

そんな磯田さんだが、気になるようになってから、こちらも記憶の留めるせいかバラエティ番組にもたまに顔を覗かせる。そしてどの番組でもエラく熱っぽく語っている。
1月後半に「情熱大陸」で磯田氏 を取り上げていた。
この番組の感想は、ググっていたら出てきた「trend-neta.com」にその感想として「情熱大陸 磯田道史さんってバカなの?番組を見てがっかり。その理由が・・・」 に書かれていた。

そこに書かれていることが概ね私が感じたことと同じだった。
磯田氏は興味のあること以外、まるで注意力が行かない。
だから小学校の時は漢字もダメだし、九九もダメだったとか。
なのに、異常な記憶力がある。高校時代にはすでに古文書をスラスラ読めていたとか。番組中に「中野信子さん」「磯田さんは第一次資料が読めることが最大の強み」と言っていて、それが妙に納得のいく説明だった。

私の知識のほとんどは、あるフィルタを通った資料で学んだもので、「第一次資料」を見て直感的に理解できたことはない。ま、大概の多くの人は、そういうものだろう。
しかし、磯田さんは違う。
番組中にも以前私も訪ねたことのある「関宿」 のある和菓子店を訪問し、そこにある古文書を片端からスラスラ読む。
そして、どこにいても誰が相手で、熱っぽく語りだす。

番組中磯田さんのことを「平成の司馬遼太郎」と紹介していた。
若い頃、司馬遼太郎の小説をたくさん読んできた私としては、やっぱり磯田さんは「気になる人」であり、一度講演会などで熱いお話を聞いてみたいと思っている。

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2017年2月27日 (月)

Favorites=カロリーメイトのCM

このブログを始めたのは2006年の1月。
もう11年も、こんな戯言を書いている。一時期は「いつやめる?」とも思ったが、その勇気ときっかけを無くして続けている。
20170306_karoriたま~~に最初の頃のものを見直すと文章が短かったことに気づく。
いつから、こんな「ダラダラ」文章になったのだろう?

この11年ので、私の今の職業に繋がる「CM」に関することが、たまに登場する。
今回は、「カロリーメイト」のCMについて。
ピックアップした3点に共通するのは、セリフもテロップもないけれど、気持ちも伝わるし、商品告知にもなっている。
ここ10年くらい、「いいなぁ」と思うCMが、ちょくちょく見かけるようになったのは、一時期の「つまらないCMばかり」の時代を抜け出した気がして、うれしい。

●満島ひかり、ファイト「とどけ、熱量。」篇
カロリーメイトのCMに「おっ!」と大きな変化を感じた最初のCM。
もう何年前のバージョンか忘れてしまったけれど、思わず「ウマい」と思った。
若かった頃に感じた「TVCMの魅力」がたっぷりと詰め込まれていると思う。
シナリオと場面と歌と・・・・すべてがマッチするとこんな高いクオリティを発揮するのだと改めて背筋がシャンとさせられた気がした。

●平祐奈「動く黒板アート」篇
YouTubeで見ると1年前のバージョンかな?
昨年この「黒板アート」と言うものが流行っているとTVで見て、「デジタルと真逆の超アナログ的表現」に興味を持っていた。
ただ、それを土台に「アニメ的」に見せることは思いも寄らず、このCMを見て改めて、その可能性に心躍った。
もちろん、シナリオと黒板アートの表現のウマさが抜群なのだが、最後にいろんな人の顔が出てくるシーンは、まるでドラマや映画のラストシーンのような気持ちになった。

●藤巻亮太「夢の背中」篇
カロリーメイトが「受験生を応援する」CMになっていて、その最新の受験シーズン版。
これまで「受験生の気持ち」に焦点をあててきたが、このバージョンは「受験生を見守る母親」になった。
これを見ると「受験」は、家族全体の戦いなんだなぁと思う。
このバージョンがジーンと来てしまうのは年齢のせいもあるだろうが、ずっと「背中」ばかりで表現している演出もウマいと感じる。

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2015年10月13日 (火)

【備忘録】コッキーポップ

私が中学・高校の頃「深夜ラジオを聴く」という学生の流行があった。
「勉強する」という名目で夜中の3時ごろまでラジオを聴いていたが、何となく「時代の最先端」の行為の気分だった。

「深夜ラジオ」のDJは、当時あまりTVには出ないフォークシンガー達が担当し、これがまた学生が一生懸命、耳を傾ける理由にもなった。

そんな時代の頃に「コッキーポップ」という番組があった。
【コッキーポップ】
71~86年に放送されていたラジオ音楽番組。
ヤマハ音楽振興会が制作協力し、ヤマハの提供で、『ヤマハポピュラーソングコンテスト』と連動していた番組。

【ヤマハポピュラーソングコンテスト】
「音楽の歓びは自分で創り、歌い、そして楽しむことにある」という歌ごころ運動の一環として開催された、アマチュアを対象にしたオリジナル曲発表の祭典。通称ポプコン。

この番組のオープニングにはパーソナリティは大石吾郎の以下のナレーションが流れて始まった。
「黙っていれば友達になれない、叫ばなければ消え去ってしまう。私たちが生まれてきた時から育ててきた何かを伝えあうために、ちぎれかけた世界の心と心を繋ぎ合うために、私たちの歌が今 ここにある」
やっぱり時代的に「学生や若者が、大人の創った既成概念や常識を変化させていくんだ」みたいな空気が、こんなナレーションにも表れている気がする。

この番組からは、今では超大御所の「中島みゆき」を始め、「チャゲ&飛鳥」とかいろんなアーティストが発掘されてくるが、反面消えて行ってしまった人たち(もしくは、裏方になったりして、表舞台に出なくなった)も多い。

しかし、このネット時代はありがたい。
そんな消えてしまった人たちの、そして自分自身が忘れてしまった音楽たちに、もう一度出逢わせてくれる。
先日、いくつか見つけたが、その中でも「お~~、あったなぁ」と思ったものを3曲並べてみた。特に、最後の「オルゴールの恋唄」は、ものすごく若い時の「渡辺真知子」の曲だが、(動画の内容は別として)超珠玉の1曲だと、改めて思い直した。

●琥珀色の夢(ボビー)

●あんたとあたい(赤ずきん)

●オルゴールの恋唄(渡辺真知子)

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2015年1月26日 (月)

NSPが心地よい

「NSP」という文字を見て「ああ、あれね」と思う方は、私と同年齢もしくは、もう少し上の方だろう。
最初は「ニュー・サディスティック・ピンク」と言っていたが、そのうち通称の方が正式の名前になった男性3人のバンドだ。
Nsp
このブログでは、1~2年に一度、急に60~70年代の古い楽曲を取り上げるが、今回もその話だ。
以前にも書いたが、親父やお袋が古い音楽を、遠くを見るような表情で聴いているのを見て「どこが良いんだか」と思っていた。
おそらく今は、私たちが「この頃の音楽は良いよねぇ」と言っている曲を聴いて、若い世代が、やっぱり「どこが良いんだか」と思っているのだろう。

この「NSP」は1972年のデビューとのことで、いわゆるフォーク全盛のころにラジオなどで耳にした。
「さようなら」「夕暮れ時はさびしそう」
などは、超有名でテレビにも出ていたし、とてもヒットした曲だ。

でもヒットしすぎたからなのか、彼らが割とテレビに出ていた影響か、「すごく好き」と意識したことはなかった。
この時代のフォークは、「俺たち世代の音楽」という意識が強く、テレビなどの露出が多いと「ちょっと違う感じ」と捉えていた。今思えば、それはとても勘違いなのだが。
だから、2005年にこの「NSP」の天野滋が亡くなった時も、「ああ、亡くなったんだ」という程度の感覚だった。

昨年の12月に、「NSPの線香花火って、どんな曲だっけ?」と思い、YouTubeで探してみた。
同時に、他のNSPの曲も見つかり改めて聞いてみると、もうずっと記憶の彼方に忘れていた「好きな曲だったなぁ」を思い出した。

「あせ」「お休みの風景」「赤い糸の伝説」「線香花火」「八十八夜」「愛のナイフ」「漁り火」

この中で「八十八夜」は以前に見つけていたので、覚えていたが「お休みの風景」を聴いた時に、「あったぁ~~こんな曲」とちょっぴり胸がキュンとなった。

あの頃は「愛」とか「別れ」とか「二人」とか。
そんな言葉がとてもピュアなことだと思っていたし、きっと世間的にもそう思われていた時代だったのだろう。
今、そんな詞を聴くと、ちょっと浮いた言葉に感じるのは、年齢のせいか時代のせいか?

そして音楽のリズムも、やっぱり私たちの年齢に合っていて、スッと身体の中に入ってくる感じがする。
いずれにしても、今の時代には感じられない叙情的な曲を得意としていたNSPの音楽が、心地よいなぁと思う今日この頃だ。

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