2018年4月23日 (月)

今年の新人たち

昨年めでたく(?)再雇用となった私だが、それと入れ違いに世の中は「人材育成が最も重要」と言われるようになった。

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その背景には、まず「働き方改革」がある。私たちの若い時のように「見て覚えろ」とか「仕事や技術は盗むものだ」的な対応では、今は通用しない。受け取る新人たちもそうだが、それより「そんな教え方はパワハラだ」と言われるからだ。

まぁ時代も違うし、人によって賛否あるから、一概に決め付けるわけには行かないが、私は昔のやり方で、徐々に周りが認めてくれる「充実感」が自己の成長と感じられたので良かったのではないかと思っている。

ただ「がむしゃらに上下関係が厳しく働く」時代ではなく「有意義な人生を送るために働く」という改革の真っ最中だから、私の感覚は「時代錯誤」なのだろう。

もう1つの背景はAI化の躍進」だ。
単純労働は、遅からず「コンピュータ」が対応し、さらにもうちょっと複雑な業務も「AI機能」が代理で行う時代がやってくる。
そうなると企業は「優秀な人材」が最も重要で必要となるわけで、今やどの企業も「人材育成」に投資するようになった。

そんな流れの中、わが社も昨年から「新人研修」にチカラを入れ始めた。
それまでは10日前後のビジネス研修のあと、配属先の任せるOJT教育」で長くやっていた。
私はひそかにOJTと言う名の、ほったらかしな教育」と思っていたが、やっと「これじゃダメだ」となり、営業職を中心に4月末までの約1ヶ月間、研修を行うことになった。 

その研修の「クリエイティブな部分」を人事部から「ぜひ」と頼まれ、昨年から面倒見ることになった。
まぁお世話になった恩返しだし、その業務を引き受けることで、会社としては「必要な人材」と思ってもらえるという損得勘定も少しある。

しかし、最近は就活生の「売り手市場」の影響で、内定を出しても断るし、入社しても「ワイワイガヤガヤ」と学生気分のままだ。
今までもそうだったが、ここ12年は特にそう感じる。

会社と学校の区別がつかず「言われたこと」は素直にやるが「言われない」と気づかない。
今年の新入社員は、さらにすごく研修期間中の朝や帰社時刻に社員とすれ違っても挨拶しない。
我々だけじゃなく常務など役員にもしない。
さすがに気になったので、注意すると「とても素直に」言うことを聞く。

さらに早朝会議をやっている横の食堂で待機している時も「ワイワイガヤガヤ」
一度注意すると静かになるが、23日するとまた元に戻る。

ミーティングしてプレゼンさせると、すごく上手い。
きっと学校で習ってきたからなのだろう。
すらすらと難しい言葉を使って「さもわかったように説明」する。

でも、ちょっと深い突っ込みの質問をすると、途端に下を向く。
良い例が「顧客の要望を聞いて提案する」と言ったので、「その要望はいったい何?コスト?納期?品質?対応?」と聞いたら、何も言わなくなってしまった。

さらに時間を決めてミーティングさせても、時間が足りなくなって「あと5分延長できませんか」と平気で言って来る。
もちろん「学校じゃないんだよ。時間通り出来ないのは、計画性がなくスキルがないからだ」と突っぱねてしまったが・・・・・・

いったいこの子達は「社会人となる覚悟」があるんだろうか?
と偉そうにいうが、私もそんなに立派な若者じゃなかった。
そして、今の子のように素直じゃなくって、世の中を斜めから見ていたので「へん、うるさいよ」という態度を取っていた。

そんな意地っ張りでもなく、注意するととても素直。
そして、昨年入社したうちで、すでに1名退社し、1名はちょっとメンタルを(軽く)痛めてしまった。
よく言えば、とっても純粋培養。だから耐性がないから、すぐに挫けてしまう。

手前味噌だけれど、私たちのように厳しく教えられ、さらにそれに反発するような若い奴の方が、しっかりした社会人になっていくのではないだろうか?

ただ彼らと私の年齢の差は
40年。
分かり合えるはずもないけれど、研修をやるたびに「こいつら小学生か?」と思う今日この頃だ。 

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2018年3月12日 (月)

今の延長じゃない時代にできるか?

3月の半ばになった。
もうこの頃になると4月から始まる新年度の予算や組織など、大半は決まってきている。
部長職だった頃は、年末から年始に掛けて通常業務に加え、予算や組織構築の業務が増えるから、気が付くと3月も終わりに近づいていたなんてことがあった。
でも昨年からは役職定年となり、そして今年は再雇用の身分なので「大変そうだな」と他人事のように見ている。
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しかも去年くらいからは、時代の変化が急速に進んでいるのが肌で感じるようになった。
実際、会社でも基幹業務である「印刷」そのものよりも、イベントや企画など今までの本業以外の売上げがどんどん増えてきている。
それは私たちの業界に限ったことではない。

私たちの住む地方で一番身近なのは自動車だ。
「ガソリンで走る自動車はもう終わり」というのは、もう間違いのない事実で、自動車関連企業はどこも開発予算の割り振りや組織など大幅に見直している。
特に「エンジン系」の企業の場合は、本業そのものを「どこに据えていくか?」という根本的な課題にぶち当たっている。

さらに銀行だってそうだ。
「窓口業務をAI化して、行員を大幅削減」
こんなニュースが昨年の終わりごろ話題になった。
しかもそれが地方銀行ではなく「メガバンク」で計画されているというところが、「時代の急激な変化」を表している証拠だ。

さぁ、そんな時代になり、これからどうするか?
当社のように「印刷」という何年も前から「斜陽」と言われてきた業界は、ここ2~3年のうちに方向を決めないといけないくらい急務だ。

さきに挙げた自動車産業の大手企業のように優秀な経営者がいれば良い。
でも平社員から「頑張っただけ」で経営者になってしまった社長や役員がいる会社は困る。
うちもそうだが、そんな企業って結構多いだろう。
問題は、この経営陣。

残念ながら人は「過去の経験」に縛られる。
特に「印刷」なんて業務は、今の役員が現役でやっていた頃とは雲泥の差があるが、実際に業務していないので良く分からない。
分からないけれど会議では「私たちが現役の頃は」と何の役にも立たない話をしてくる。

そして私も含め、50代後半以上の人たちは「自分たちはこのままで」と思っているから、本音で「改革が必要」と思っていない。
ただ「改革しないと、これから大変なことになる」とは思っている。
だから、30~40代が真剣に考えて上に進言し、その上の人たちがその進言を参考に考えることができるか?
これが絶対必要な時代になってきている。

「今までの延長の発想では、絶対にダメだろう」
これだけははっきり言える年度末。
さて、新年度はどれだけの変革を始めるのだろう。

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2018年3月 5日 (月)

男性が育児休暇を取れる時代

例の広告代理店の若い社員の自殺がきっかけとなって活発になった「働き方改革」。20180226
この話題はこのブログで、少し話題にしたことがある。
「残業を減らせ」
「有休消化率を上げろ」
などなど、法律的縛りや社内規定の命令など外堀からの締め付けはきつい。
でも、コスト削減は今まで以上に言ってくるし、顧客からの時間とコストに対するかなり無茶な要望は全く変わっていない。
だから課長のような「中間管理職」に全部しわ寄せが行っていると、ネットに記事が載っていた。
この問題の「根本的解決」には程遠い状態だなと思っている。

じゃこの「働き方改革」は何も改革していないかと言うとそうでもない。
「男性の育児休暇取得」が年々一般的になりつつある。
私の勤める会社の中でも、今年度すでに3人くらいが取得している。
その中でも「1ヶ月」も取得している人がいる。

ウチの婿は2人目が生まれた時に「1週間」くらい「有休取得」で休み、上の子の世話をしたと聞いた。
こういうのを聞いていると、自分に子供が生まれた時の時代と大きく変わってきたと実感する。

わずか5年の結婚生活だったが、私たち元夫婦はお互いに両親がいなかった。
だから子供ができたときに、「出産後の1ヶ月」をどうするかという課題があった。
たまたま私の兄夫婦が同じ町内にいたので、頼ることにしたが、タイミングの悪い(良い?)ことに義姉さんも3人目を身籠ってしまい「全面的にお願い」するわけも行かず、ちょっと大変だった。

あれがもしも今のような時代だったら、迷うことなく「育児休暇」を取らせてもらっただろう。
それに赤ちゃん用品もとても便利なものが揃っているし、30年前と比べてはいけないだろうが、今はとても「赤ちゃんが生まれてくる」環境が良くなっている気がする。
もちろん、いろいろ便利な用品が増えるということは、それだけお金が掛かるのだろうが・・・

きっとこれから10年後には男性も「なぜ育児休暇と取らない」と周りから言われる時代がくるだろう。
日本もやっと欧米並みに「男性が育児や家事を一緒にやる」のが珍しくなくなる時代が来た気がする。
その面では冒頭に書いた「働き方改革」は、徐々に効果が出始めている。
でも、コスト・効率・顧客要求の3つが複雑に絡み合った「長時間労働」の改革はまだまだだ。
やっぱり以前このブログで書いたように「要望した顧客も罰せられる」ような法規制の整備がないと、なかなか変革されないのではないだろうか?

他人のために一生懸命頑張るし責任を持つ国民性は、良いところだけれど、「長時間労働」の問題では悪いところになってしまっているような気がする。

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2018年2月13日 (火)

英雄たちの選択〜新春スペシャル「幕末ヒーロー列伝 これが薩摩藩の底力だ!」

前回同様、今回も正月に見た番組の話。
この番組はここ2~3年何度か取り上げているが、磯田氏の思いや狙いがうまいのか「なるほど」と思うコメントを聞くことが多い。
昨年で再雇用になり、次世代の社員たちが新年度やこれからの活動を計画しているが、それを見て「こういうことも知ると良いのに」と思ったので、今回取り上げた。
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「英雄たちの選択~新春スペシャル『幕末ヒーロー列伝 これが薩摩藩の底力だ!』」は、今年の大河ドラマが西郷隆盛を取り上げているので、その関連と言う感じの特番だった。
内容はともかく、印象に残った言葉を紹介したい。

■時代を変える三要素=よそ者、若者、ばか者
ネットで調べると賛否両論あるようだが、個人的には「一理ある」と思った。
特に「よそ者」に対しては実体験もあるし、30代後半から感じていたことだ。

今の会社の子会社にいる頃、ある案件の会議に出席し、ちょっと辛らつな意見を言った。
その時、私は「子会社のスタッフ」なので、ある意味「よそ者」だった。
だから、目上の人も私の意見に「耳を傾けて」くれた。

でも、子会社から転籍した後、同じような場面で同じようなことを発言したら「君は誰に対してモノを言っているんだ」と一蹴された。
日本人は、自分を謙遜して話す。
それが企業間にもあって、他の企業から言われると「本当にそのとおり。勉強になります。」と言うが、自分の会社の目下のものが言うと「君は分かっていないよ」と鼻で笑う。

だから企業の体質や考え方などに変革させるには、やっぱり「よそ者」でないと意見も述べられない。
あとの「若者」「ばか者」は、変革させるためのエネルギーや怖いもの知らずの部分であり、これも社内の人間がやると、「ちょっと面倒なやつ」というレッテルを貼られてしまう。
だから「よそ者」という武器は、変革には絶対に必要なのかもしれない。

■見晴らしが良い場所に立つのが必勝
これはある意味、当たり前。
特に戦国時代の戦(いくさ)を見れば分かるように、俯瞰で状況を確認しないと勝てない。
でもビジネスの世界ではなかなか難しい。
どうしても目先のことで判断してしまう。
「今期の売り上げはどうか?」
「利益はあるのか?」「無駄な投資じゃないのか?」
などなど、全然「見晴らしの良い場所」で検討していないことが多い。

ビジネスの世界での「見晴らしの良い場所」とはどこだろう?
そこに気づいたものが、経営的な勝者になるのだろう。

■スタッフと指揮官は違う能力
最後は、やっぱり自分も振り返って感じたこと。
このブログでも同じようなことを何度か書いた記憶がある。
技術力がすごい人が、すごい経営者ではない。
素晴らしい開発者が、素晴らしい経営センスがあるとは限らない。

一番すごいのは「自分の能力を分かって、足りないものを他人で補填する」人。
具体的は、「本田宗一郎」氏がそうだろう。
「俺はエンジンのことは分かるが、経営の事は分からない」といって生涯のビジネスパートナーとして「藤沢武夫」氏を選んだことは、とても有名だ。

会社員としては一線から外れて始めているが、こんな番組の中のこんな言葉には敏感でいたいものだ。

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2017年12月 4日 (月)

意識してブレーキを掛けること

タイトルからすると、最近問題になっている「高齢者ドライバー」の話みたいだが、違う。20171204
12月になり、再雇用社員3ヶ月が経過した。
今年の4月で管理職を役員定年となり、いろんな会議や管理資料などの煩わしさから開放され、かなり気軽にはなっていた。
さらに再雇用社員となり、営業からの依頼も「案件受注のプランニング」というよりも、もっと前段階の事例紹介としての「営業同行」が多くなっている。
実際に案件になったら、私の元の部下たちで十分らしいのが、その前の「種まき」的な活動のフォローは、まだ頼りにしたいと営業スタッフは言ってくれる。

下調べや出来るだけポジティブな会話など、少し気を使う必要はあるが、競合プレゼンや案件獲得などのプレッシャーはないから、これも気軽といえば気軽だ。

他にも昨年から統括本部の業務をサポートするようになって、社内の広報ツール作成をしている。
これはこれなりに気を使うが、やはりお客様相手でないので、プレッシャーは少ない。

このように、いろんな面で気軽になっているが、反面収入は激減している。
給料日に明細を見るとかなり「ガッカリ」する手取り額で、「節約しないといけないなぁ~~」と毎回思う。
と同時に定時になったら「さっ」と終わることを心掛けるようになった。

今までだったら「もうちょっとキリが付くまでやろうかな?」と思ってしまう。
もうこれは何十年もやってきた習慣なので、かなり意識的に「ハイ、やめ」と思う必要がある。
そしてスケジュールも、今までのように「ここで少し頑張れば」と思わないように、かなり余裕のある形にして、無理な場合はNGを出すようにしないといけない。

40年以上も「前掛かりに仕事を進める」姿勢が身に付いてしまっているので、適度にブレーキの掛け方を身に付けないなぁとこの3ヶ月思っている。
キーワードは「給料日を思い出せ」なのだが、あまりダラダラ仕事をするのは、性格的に無理だし、会社に必要な人材と思ってもらえなくなるのも困る。
正社員・管理職時代とはかなり次元は違うが、それなりに悩みではある……。

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2017年11月20日 (月)

今までの延長では難しい時代に

今回のタイトルは、最近会社で話していて、よく感じる言葉だ。
4月に役職を、8月には社員を定年になり、再雇用というある意味経営的に無責任な立場になったから、余計にそう思うのだが、前回の「残業問題」も含め、大変な時代になってきていると感じている。
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私のいる会社の基幹業務は印刷だ。
ご存知のようにデジタル化とかWEB化などで、印刷需要は減り続けているし、印刷用紙の出荷も毎年減っている。
そこで、「印刷以外の分野へ拡販する」なんてことは、どこの企業でもやっているし、工夫している。
でも、「拡販する」時に、「今まで仕事の仕方の延長」でしか判断できていないってのは、これもどこの企業も同じような気がする。

日本の企業は「転職する人」をあまり「良し」としない風潮がある。
ネットで読んだことがあるが、海外赴任をしていた広告代理店の人が、現地の人に「なぜ5年以上も同じ企業いるのか?」と言われたそうだ。
海外では(特に欧米だろう)転職していない人は、「転職できるだけの能力が無い」と判断されるようだ。

ところが日本は「入社してずっと同じ会社」にいる人が多い。
だから、私のような転職を繰り返してきた人が意見を言うと「君は、うちの会社を分かっていない」と軽くいなされる。役職に付いてからは、そんな意見は慎んできたが、腹の中では「おかしいのは、この会社だよ」と思ってきた。

そんな人ばかりが集まって「これから拡販するにはどうするか?」と話しても、画期的な意見が出るはずがない。
トヨタグループの創立者の豊田佐吉氏は、言ったそうだ。
「窓を開けよ(正確には障子だったかも)、外は広い」

これを格言と崇めていることで日本企業の体質が良く分かる。
社会の変化が緩やかで、消費者の嗜好も緩やかに変化してきた今までなら、一生懸命「良いもの」を作っていて「明日も今日以上に頑張ろう」と言っていれば良かった。

でも今のようにすべての価値や機能が劇的に変化する場合は、抜本的に課題を見つめないといけないと思う。
「今までと同じで良いのか?」
これをいつも問い続けることが、30代の社員にはとても大事なのではないだろうか?
仕事の中で「本当に大事なことは何か?」
「自分はこれから、どんな立ち位置で仕事をしていくのか?」
毎日忙しいけれど、自分自身がきちんと考えていないと、本当に困る時代が来ている気がする。

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2017年11月13日 (月)

残業規制とお客様第一主義と責任感

今年の5月に「『便利な社会』の見直しが始まるか」 という記事を書いた。
例の大手広告代理店D社の自殺問題に端を発した「過重労働問題」だ。
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あれから数ヶ月、マスコミではこの裁判の様子や亡くなった女性の親御さんの意見などを取り上げていたが、それを見るたびに「どうして『企業が悪い』という一方向で報道するのだろう」と思っている。
5月の時にも「社会構造」が間違っていると結んだが、私のいる会社ではまさに「過重労働の本当の論点はここにある」という事態が起こっている。

【その1】
すでに数年継続受注させていただいているお客様。
しかし予定より1ヵ月半以上原稿入稿が遅れているのだが、それでもお客様側のトップは「予定通りの納期で納品を」と言ってきている。
本来、このような場合は(1ヵ月半も遅れる前に)フロントである営業側からお客様に「アラート」を出す。できれば頻繁に出す。そして「頑張ってきましたが、もう無理です」と交渉する。

しかし、このお客様の担当営業はそれをやってこなかったので、このような事態になっている。
で、結局そのしわ寄せは制作スタッフに来ていて、「深夜残業」「休日出勤」を連発し、果ては「会社で徹夜」なんてことになっている。
でも、このご時勢なので、人事部からは「長時間残業をやめてください」と再三通達が出る。

制作スタッフのトップは、営業にもその上司にも「もう対応できない」と連絡し、制作スタッフにも「もう留めていいから」と指示を出すが、お客様側の担当者も長時間残業で原稿を何とか作ってくるので、対応してしまう。

【その2】
荷物の入出荷を担当する部署で、本来システムを使用しての入出荷連絡されるだが、ある事情でFAX対応になっている。詳しく書くとどこの話なのか分かってしまうので省くが、この「ある事情」は、うちの会社の責任では、まったく無い。

でもお客様のお客様から依頼される入出荷には対応せざるを得ず、FAXを見てデータ入力しているが、そのために通常の倍以上の時間が掛かる。
そのためやっぱり「長時間残業」となり、他の業務との関連もあり「休日出勤」となる。

この2つの他にも、さまざまな事業でやむを得ず「長時間残業」は未だにある。
もっと言えば「長時間残業」の残業代はコストに跳ね返るために、例えば「みなし残業」とするとか「代休処理」にするとかで、法に触れない範囲で残業代が掛からない方法を取る。

会社の経営層からは「売り上げ」を求められ、人事部門からは「残業削減」を、そして実際のスタッフたちの「責任感」と、この3つの要素に挟まれて、この問題は簡単には解決しない。
こんな状況を見ていて、結局発注する側を何とかしないといけないのではないかと思うようになった。

●発注時に決めたスケジュールと見積もり項目に変更がある場合は、再度見直しする
●業務時間外に業者等に連絡しない
●業務時間外に対応しないと間に合わないような指示・依頼・修正を出さない

これに違反した場合は、発注側が罰せられるような法改正がいると思う。
知らない人が見たらびっくりするだろうが、先の3点は「これぐらい普通です」というのが現状だ。
特に最初のなんて、見積もりもスケジュールも途中から無視されるような依頼がどんどん来る。
これをビジネス的に断れない国って、本当の意味での先進国って言えるのだろうか?

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2017年10月 2日 (月)

還暦になって学ぶこと(その2)

(前回の続き)20171002_kabu

【仕事上の話】
私は本部長の隣の席にいる。
部長時代や正社員時代には、本部長が不在の場合の承認印の許可や、他部署から依頼に代理で対応していた。
先日、本部長が休暇を取る時に、今までのように不在時の承認印の許可を私に取るように社員に話していた。
しかし「いや~~、それはまずいでしょ? 再雇用社員が決済承認許可はないって」と話した。

最初、本部長は「信用しているから」と言っていたが、そういう問題じゃないので断固拒否した。
長い付き合いだから、本部長の言っている事もわかるけれど、仮の承認にしてもその責務の給料はもらってないのだから、それは嫌だ。
「自分だったら、嫌でしょ?」と本部長に話したら納得してくれたが、この辺はズルズル今まで通りにしていると、お互いにまずい事になる。
自分もそうだけれど、周りも定年~再雇用という立場だということを単に業務的なことじゃない責務も含めて理解してもらうことが大切なのだと改めて学んだ。

【株の世界】
もともとこの世界は苦手だし、怖いし、そもそもそのような資金もなかったので、今までまったく縁がなかった。
しかし会社の持株会に長く入っていて、かなりの株数になったので、今回個人株主にした。
そのための口座開設などNISAの申し込みなど、まったく知らない世界の言葉に四苦八苦しながら書類を書き、何とか口座開設され、自分の会社の株主になった。

せっかく口座開設したのだからと、いろいろ株のことを勉強し始めた。実は3年くらい前に「気軽にできるネット・トレード」という本をコンビニで買って、「そのうち読もう」とそのままになっていた。

【退職金】の時に書いたけれど、今は銀行に預けていてもお金はまったく増えない時代。
株主優待とか仕事でちょっと知っている企業の値動きを見たりとか、まだまだ分からないことだらけだけど、これまた学ぶべき世界であることは間違いない。
「株で儲けて」なんてことまでは思っていないけれど、こういうきっかけで、学べるのだったら少しやってみようかとも思っている。
(さらに続く)

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2017年9月25日 (月)

還暦になって学ぶこと(その1)

定年退職~再雇用社員となってまもなく1ヶ月経過する。20170925_taisyokukin_2
相変わらず毎日会社に行っているし、今年度が始まる4月に比べれば大きく変化していないように見える。
もちろん給料は大幅に下がったことは、大きな変化なのだが、実はそれ以外にもいくつか変化してきている。

【退職金の話】
今の会社には、子会社時代も含めて25年以上いる。
若い頃には転職を繰り返していたが、こんなに長く同じ会社にいて定年を迎えるなんて、あの頃には想像すらしていなかった。
それで、そんなに多くはないけれど、少しは老後の生活費に当てれそうなくらいの退職金がでた。

確定給付付企業年金もあったが、運の悪いことに、今年度から利率が5.5%から2.0%に下げられ、さらに元金も多くないので、10年分割して税金払っても、一時金でもらってもそんなに差が出ない。
「10年先まで、今の会社と繋がっているのもなぁ」
そう思って一時金で払ってもらった。

その両方のおかげで、ちょっとだけ銀行にお金が増えて、そのままだと欲望に駆られて使っちゃいそうなので、定期預金にすることにした。
ところが、今は「マイナス金利」時代。
定期預金で0.01%の金利って、もうお小遣いにもならない。
ならないけれど、使わないためにも定期にしようと思った。

これらは全部ネットでやるのだが、これがなかなかドキドキもので、それなりの金額を動かすのって、ちょっと怖い。画面上で数字だけが動くので、余計実感がなく、操作ミスでとんでもない事になりはしないかと心配しながら操作した。

「マイナス金利」が大きなニュースになった時は、そうでもなかったが、こうやって自分のことに関係してくると、「このまま銀行に入れたままで良いのだろうか?」と思えてくる。
元来、投機的なことは嫌いだから、変な投資勧誘には乗らないが、こう金利がないと「少しでも増えるなら」と他の道を考えがちになる。
これもまたお金に関することを学び直すきっかけになりそうだ。
(続く)

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2017年6月26日 (月)

LINEやメールは、失礼なのか

5月に同じようなことが私の所属部署であって、6月になったらそのままのことがネットのタイトルになっていたので、ブログの話題にした。20170626_line

まずは、ウチの会社で起きたこと。
その社員は、以前あることが原因で軽うつになり、今は普通に出社している。
その社員は30代の独身の男性。

私や本部長と部屋は別なのだが、ある時同じ部屋にいる顧問から「もう1週間近く休んでいるけれど、知っている?」と本部長に話した。
どうも体調が悪く、上長である課長によると声が出ないとのことで、毎日「LINE」で休む旨の連絡が来たとか。
本部長としては「1週間も休んでいるのだったら、報告してよ」と課長に言っていたが、それよりも「休む場合ってLINEは、いいのか?」と私に聞いてきた。

今年新人研修をした私としては、若い人たちは若い人たちなりに、ツールをうまく使い分けをしているのは、聞いた。
彼らからすれば「メールよりもLINEの方が既読が分かるから、連絡としては確実」と言うと思う。
でもLINEもスマホメールも使っていない本部長からすると「使っていない人には連絡来ない」と疑問を投げかけていたが、それはそれで、分かるような気もする。

一応社員規定などには「連絡する」とはあっても「電話じゃないとダメ」とは書かれていない。
さらに先に書いたように「既読」で確実だと若い世代は思っているから「なぜダメなんだ」と言うと予想はつく。
もうこうなると「常識」の線引きが世代によって違うことが根本的な問題となる。

「どうなんだろうね~」と話していたら、6月の初めに「上司に『LINE』で『退職させてください』、書面で出さなくても法的に有効?」というタイトルでネットに記事が載っていた。
こちらは「法的視点」なので、私たちが感じていたこととは違うけれど、「何でダメなのか」と若い世代に言われると困る。
ま、退職の場合はやっぱり書面で捺印がないと、「本物である」証拠にはなりにくいから、ダメな気がするが、会社を休むくらいのものは『「LINE」でどうしてダメなんだ』と言われると、かなり困る。

きっとそのうちに社員規則には「LINE」は可とか不可とか書かれるようになるのだろう。
そうそう新人研修の時に聞かせてもらったが、LINE、インスタグラム、ツイッターといろいろな使い分けをしていることを教えてもらった。
いつの時代も若い世代は新しいツールをうまく使い分けている。
私が若い頃、よく年長者に言われた「今の若いのにはついていけない」という言葉を、今、私の世代が言い始めてきている。

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