2011年4月 4日 (月)

便利になって得たもの無くしたもの

前回、時代の最先端的ツールの代表「iPhone」の話題を出しながら、今回は真逆のテーマ。

私がワープロとかパソコンとか、所謂IT的ツールに最初に触れたのは30歳頃だ。
それまでもきっと私たちの知らないところでドンドン技術は進歩していただろうけれど、取りあえずは自分の頭や手足を駆使しないと、いろんなことを処理出来ない時代だった。

20110328benri

例えば私の専門分野である「デザイン」
これなんかは以前の記事で「備忘録〜仕事編その6 広告代理店」で書いたが、ある程度経験を積まないと自分の思った通りの「色」「文字」の表現が出来なかった。
それが今はどうだ。
極端に言えば、小学生だって、それっぽいものがコンピュータで作れてしまう。

でも、それと引き換えに本物のプロのデザイナーやディレクターが少なくなってしまった(これは、このブログで何度も書いた)。
何故か「それっぽい」もので皆満足してしまって、「さすが」って思えるデザインは本当に少なくなった。

例えば携帯電話。
この現在の日常生活でなくてはならないツールが世の中に出るまでは「アドレス帳」は、ビジネスの必須アイテムだった。
だから、良く電話する顧客や外注企業、それに友人や家族など、近い人たちの電話番号は記憶していた。
それに営業に聞くと、ポケットベルで呼び出されても大丈夫なように公衆電話の位置もちゃんと覚えていたということだ。

それが今じゃ、全く電話番号を覚えていない。
私のように一人暮らしだと自宅電話番号も掛けることがないので、覚えられない(年齢のせいもあるが)。
人の携帯番号はもちろん、会社、顧客、外注、友人、とにかく携帯電話を持っていないと、1ヶ所も掛けられない(泣)

そして最後にナビ。
確かに便利だ。特に旅行に行って思いつきで、どこかに寄ろうと思った時ほどナビの有り難味を味わうことはない。
「日帰り温泉」の本をクルマに積んでおけば、帰りに「どこか近くにないか?」と探して思いがけなく良い温泉に出会ったりする。
こんな想定外の楽しみはナビがあって出来ることだ。

でも、全く道を覚えなくなった。
昔は1回通れば道は覚えたのに、今はまったくダメだ。というか「覚える気」がないから覚えられない。

こう書いて来たように、いろいろ便利になったけれど、無くしてしまったものも多い気がする。
これを「幸せな世の中」と言って良いか、何となく首を傾げたくなるのは、年齢のせいだろうか?

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2011年3月28日 (月)

iPhone狂騒曲

まもなく一ヶ月になるが、やっと会社から携帯電話が支給された。
我が部では以前から会社から支給された携帯電話を持っている者と、そうでない者といたが私は管理職の中では珍しく持っていない方だった。
今のポストに就いた時に、個人所有の携帯電話利用での会社負担を申し込んだが総務から「今は、対応していない」とつれない返事だった。
どうも我が社は、いろんなことが一定のルールに基づいて運営されていないので、私のようにタイミングを外すと役職に就いても、何も与えてもらえない・・・・・と、ここまでは単なる愚痴です。

Iphone

さて、そんな私だったけれど、いろんな兼ね合いとタイミングでこの度、会社から携帯電話を与えてもらえることになった。
そして、これもタイミングなのだが、仕事の関係もあって「iPhone」を与えてもらった。
そう、今、話題の「スマートフォン」という奴だ。

決して新しい物が大好きな質ではないけれど、手にすれば「ちゃんと使いたい」クセがある。
だから、最初の1週間はいろいろ触ってみた。
まずは、今までの携帯の電話番号の移植。
これはソフトバンクがちゃんとサービスしてくれてて、最初は戸惑ったけれど、まぁ無事に出来た。
(余談だが、iTunesとの同期を失敗して、1回消えてしまって焦ったけれど)

そんなことをしていたら、今度は若い人たちから
「傷ついたりするから、保護フィルムとケース買った方が良いですよ」
と言われた。
ここでまた、紆余曲折。

フィルムはまあまあ良かったが、ケースが困った。
最初は「柔らかい方が良いよね?」とソフトケースを買ったら、これが柔らかすぎて、どうも使用感が良くない。
こういうものはネットでは質感が分からないので、わざわざお店に行き、しかも多種類ある大きな電化製品店まで出掛けていった。
「ハードケースは良いけれど、光沢あると滑るし」
などなど、これまた迷いに迷ってケースを再購入。
そして最後にケースに「家紋シール」を貼ったら「おお!」とそれなりの収まり。
iPhoneは会社のだけれど、ケースは個人で買ったので、シールは大丈夫と変な理屈で悦に入っている。

持っている人は知っているけれど、スマートフォンは携帯電話というより
「電話が出来るミニパソコン」
みたいなものだ。
未だ使い方にも戸惑い、そして個人の携帯もやめるわけに行かず、2台の携帯を持ち歩いている毎日なのだ。

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2009年5月13日 (水)

携帯を忘れた日

先日、会社に携帯を持っていくのを忘れた。
Ktaiwasure
今の若い人には
「携帯を持っていないと不安」
というようなことがあると、テレビなんかでやっていた。

それを見ながら私は
「そんなバカな」
と思っていた。

なぜなら、家にいる時には余程でないと携帯電話を手元に置いておかない。
特に就寝時は、リビングにおいたままなので、夜中に連絡があってもわからない。
じゃあ「携帯電話の意味ないじゃん!」と言われそうだが、私にとっては所詮その程度の道具だと思っている。

だからたまに若い人たちに「携帯なくても困らないよ」と言っていた。
しかし、気がついてみると、そうでなくなっていた。

冒頭に書いた「携帯を忘れた日」
「仕事で緊急の連絡があるかもしれんなぁ〜〜」とか
「う〜〜ん、スケジュールが入力してあったな」とか思ったわけである。

「スケジュール」は会社のPCの他、ノートにも記入してあるので、大丈夫だが「緊急の電話」が困る。
緊急じゃなければ、会社のデスクの電話に掛かって来るのだが、緊急の場合はやっぱり「携帯電話」に掛かって来てしまう。

私の場合は、「お客様」から連絡が来る事はまずないので良いのだが、周辺スタッフからはある。
ま、仲間内だから後から「ごめん、携帯忘れちゃっててbearingと言えば済む事なんだが、それでも「困ったな」と思ってしまうわけである。

「携帯なんかなくても大丈夫」
と思っていたのに、すっかり生活の中に浸食されている事に気づいた出来事であった。
きっと、みんなそうなんだろうな・・・・。

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2009年3月 4日 (水)

携帯のない時代に

先日の連続?「不思議話」を書いている時に思った。
今は携帯電話があるから「こんなことはあり得ない」って事が、私たちの20代の頃にはあった。

この話を昨年末、会社の忘年会の席で、近くに座っていた20代前半の若手男女社員に話したら「ドラマみた〜〜〜い」と感想を言ってくれた。
そう、携帯電話のない時代には「ドラマ」みたいな出来事が、一般の人にも起きたのだった。

と言っても、この話のシチュエーションは当時でも今でもかなり「稀」な状態だから、やっぱり普通にはなかなか起きない事かもしれない。
Romantiku
昔々の出来事です。
私と彼女は「世間的に認められない」カップルでした。
「不倫」ではないけれど、「認められない」関係でした。
特に彼女側のご両親にしてみれば
「と〜〜〜〜〜んでもない!!!!」
という状態の仲だったのです。

いろ〜〜〜んなことがあって、彼女は家を「カンタン」に抜け出られない。
そして当時は携帯電話どころか電話は「一家に一台」という時代。
「会いたかったり」「声が聞きたかったり」しても、私の方からは連絡出来ない。
私は自宅で一人暮らしだったから、彼女からは連絡出来るけれど、それだって家の人の隙を見つけてやるしかない。

そんな状態で大晦日になりました。
昔の事なので、記憶が曖昧ですが、こっそり電話で連絡したのか、共通の友人を通して連絡したのか忘れましたが、とにかく大晦日の深夜(ま、元旦ですな)にある神社で時刻を決めて、待ち合わせ(この辺が、すでにドラマみたいですな)することにしました。

普通だったら深夜の神社なんて人がいないから目立つけれど、それはもう「初詣」の人でワンサカの人ごみでの一瞬のデート。
何日か振りに会ったのか覚えていないけれど、彼女は他人から顔が分からないようにマフラーで顔を隠し、寒い寒い初詣のために、しっかり「もこもこ」に着込んで私と逢ったのでした。

どれくらいの時間逢っていたのか、何を話したのか、今となっては全く覚えていないけれど、初詣客の多くの人の中で、彼女と出会った瞬間のシーンだけは、今でも思い出せます。

とは言っても、想い出はかなり美化されているので、本当のところよく分かりません。

ただ、もしもあの時代に「携帯電話」があったら、あんなにロマンチックな「しのび逢い」なんてことはしなかったでしょう。
だって、直接電話でもメールでも連絡取れちゃうから・・・・・。

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2009年2月23日 (月)

不思議話=犯罪編

生まれて50年以上経った。
唐突な始まりだが、長く生きていると1度や2度、不思議な出来事に出合うことがある。
先日、「ふっ」としたことがきっかけで思い出したので、これからしばらく「今思っても、あれは何だったんだろう?」という話を紹介する。

最初は「犯罪と紙一重」だった経験。
Husigihannzai
もう30年近く前のことだ。
当時デザイン専門学校に通っていた。
正確には覚えていないが卒業制作にかかっていたような気がするので、おそらく年末か年明けくらいだろう。

その頃付き合っていた彼女とデートのために駅で待ち合わせていた。
当時は「携帯電話」なんて便利なものがない時代だ。
だから「何時にどこで」と約束して、待ち合わせる。

いつも時間を守る彼女が、その日は少し遅れてきた。
どれくらい遅れた来たのか記憶にないが、遅れてきた彼女の様子がおかしい。

話を聞くと「お父さんが緊急入院をしたと連絡を受けて、病院に行ってた」という。
それじゃ、デートどころじゃないから、病院に戻るように言うと
「でも、何か変なんだ」
と言って説明してくれた。

まず病院に駆けつけたら病院関係者のような人に「○○さん?」と声をかけられた。
そして彼女としては一刻も早く「お父さんに会わせて」と言うのだが、検査中とかいろんなことを言って会わせてくれない。
そのうち私と約束した時間になったので、一旦病院を出たいと言うと「待ってくれ」と強く引き止められた。
ところが「携帯電話」がない時代だから、真面目な彼女は私に事情を説明しにいくから一旦病院から出ると言いはって出てきた。

要約するとこんな話だった。
聞いてても「どうも変だね?」と思ったので、その日はデートも中止し、取りあえず彼女を家に送っていくことにした。

家についたら、何か様子が変?
彼女が「ちょっと外で待ってて」というので待っていると、エラく中が騒がしい。
30分も経った頃彼女が出てきて「私、誘拐されたことになってた」というではないか!

「なに〜〜〜〜〜〜!!!!」

だから家の中は刑事さんもいる状態。
彼女は私を巻き込みたくないので「今日は、このまま帰って」と言う。
「ま、そうだよな」と思い、その日は「?」な気持ちのまま帰ったのだが、後日詳しく聞くと、どうやら病院に呼び出して、そのまま誘拐されるところだったとか。

もしもあの時、私のデートの待ち合わせをしていなかったら。
そしてもしもあの当時、携帯電話があったら。
彼女はきっと誘拐されてしまったかもしれない。

犯罪と紙一重の日常に当時はびっくりしていたが、最後に彼女の言った言葉が妙に笑えた。
「ウチなんかお金ないのに、誘拐してどうするつもりだったんだろう」

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2007年12月18日 (火)

通販生活 デジタルカメラ編

思っていたより、少しだけボーナスが多かった。
というより、今、我が社はかなり業績が悪いので、格段に減ってしまうのだろうと思っていたのが、そうでもなかっただけだ。
A720is
そこで、少しだけ予定外の買い物をした。

それは、カウチソファとデジタルカメラだ。
どちらというとカウチソファの方が必要に迫られているのだが、かなり以前からデジタルカメラが欲しかった。

一眼レフなんて本格的じゃなく家庭用で充分なのだが、これが初めてのデジタルカメラ購入ではない。
今持っているのは、6年くらい前のモノなので、ある意味骨董だ。

何せ起動にえらく時間がかかる。
そして、シャッターとのタイムラグがある。
360万画素だから、その当時としては高画質だったけれど、今じゃ携帯電話と変わらない。

そんな状態だから、
「そろそろ新しいのが欲しいなぁ〜〜」
と1年くらい前から思っていたが、なかなかきっかけが無かった。

そこで、今回をきっかけにしようと、まず家電ショップへ出掛けた。
ある程度機種を決めて行ったけれど、思ったより高い。

こんな時に、今は便利だ。
「価格.com」で調べられる。
その上、ネットショップでも選ぶ事が出来る。

驚いた事に、最安値と店頭では1万円近くの差がある。
こうも違うとちょっと不安。
そこで、いつもCDやDVDでお世話になっている「Amazon」に決めた。

最安値よりも高いけれど、それでも店頭より5千円以上安い。
9月に出たばかりの商品で、どうしてこんなに差があるのは不思議なんだけれど、結局は購入した。

「Amazon」は、結構いろいろ購入しているので、カード登録してあるし、発送の連絡も間違いない。
そうして悩んでいたのが嘘のように、あっという間に商品が宅急便で届いた。

最初は
「ネットで買うなんて」
と思っていたけれど、2〜3万円の買い物で、何千円も差が出てしまうのなら、絶対にネットで買う事になる。

故障の時の保証というけれど、酷い故障になれば買い替えになる事が多い商品だったら、ネットで購入する便利さと差額は大きな魅力だ。

届けばやっぱりイロイロ触ってみて、便利、速い、奇麗。
でも、いろんな機能は結局使わず、オート機能だけになるんだろうと思いながら説明書を読んでいた。

通販生活。
ついにデジタル家電にまで手を出してしまった。

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