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2021年3月の記事

2021年3月29日 (月)

未完成品を聴ける時代

20210322人生の前半をアナログツールで生きてきた私のような年代には、最近のデジタルツールの変化(進化?)の速度は速過ぎて付いていけていない。
「LINE」も娘としか繋がってないし、一時期「facebook」もやっていたがやめてしまったし、「Twitter」や「Instagram」などは登録すらしていない。
そうこうしているうちに、最近は「Clubhouse(クラブハウス)」なんて新しいSNSが話題に上り、ますます付いていけなくなっている。

新しいデジタルツールへの適応力は低いが、一度興味を持ったものは、割と長続きする性格で、そういう意味でYouTubeも未だに、ちょくちょくアクセスする(大きな理由はYouTubeが面白いのではなく、テレビがつまらないというのがあるが)。
そんなわけで、一時期「YouTube」に載っている映像や音楽のことをよく取り上げていて、最近はあまり触れなかった。
前置きが長くなったが、久しぶりにその話題。

「YouTube」というのは、雑多なコンテンツがある。
「ユーチューバー」という人たちは広告収入で生活している(らしい)し、最近では芸能人自体も本業・副業として「YouTube」という媒体を使っているようだが、個人的には、あまりそういう情報には興味がない。
私が主に見るのは、テレビなどで見られなかったり、古い映像、懐かしい音楽などだが、時に「うれしい」出会いがある。
まだ家庭にビデオデッキがない時代に、ほとんどテレビに出なかった「吉田拓郎のLIVE」などが放送されたことがあったが、そんな映像が載っていたりすると「懐かしいなぁ」と思って見たりする。
他にも実際のライブ会場で、こっそり録音したような音源も載っていたりするが、それらはさすがに音質としては良くなく、あくまでも「雰囲気」を味わうコンテンツだと感じている。

そんな中、先日『【吉田拓郎】貴重原曲:ライブ弾き語り「ペニーレインでバーボンを」』なるものを見つけた。
ペニーレインでバーボンを」という曲は、ファンなら誰でも知っているロック調で、ライブでは盛り上がる曲なのだが、その元というか「未完成」の状態のものだ。
吉田拓郎という人はライブのたびにアレンジを変えたりするのだが、昔の「ギター一本」時代のライブではおそらく「創っている最中」の曲も演奏したのだろう(本人もラジオで、その場限りの曲もやったと言っている)。
聴いてみるとギター一本のせいなのか、歌詞のせいなのか「ペニーレインのカウンターで一人飲んでいる」雰囲気があって、今まで聞いてきた「完成された曲」とは、かなりイメージが違う。
他にも『原曲!! 「兄ちゃんが赤くなった」』もある。これは吉田拓郎のかなり初期の曲で、練りこんで発表していた時期ではないので、あまり大きな差はない感じだ。

普通、私たちのような一般人は、アレンジャーやミキサーなどによって積み上げて完成された曲を聴くのだが、このように「未完成」なものを聴けるような時代になったのだなぁと驚いた。
これはこれで、私のようなアナログ時代を生きてきた人間にもたらすデジタルツールの恩恵ではある。

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2021年3月22日 (月)

時代は生き物。「常識」は時代とともに変わる

ちょっと古い話題だが2月初めに「東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長」の女性軽視発言で大騒ぎとなり、完全に外堀を埋められ「辞任」となった。
「あんな軽い冗談にうるさいなぁ。謝って発言撤回しただろ」って感じの気持ちだったと思うが、時代を読み違え、あのような結果となったと思う。
ちょうどその頃の読売新聞の投書コーナー「気流」に九州の40代の保育士からのこんな投書20210308 が掲載されていた。

◇ジェンダー 子どもに教わる
ある日テレビに、見た目は女性だが、男性歌手のものまねをする芸能人が出ていた。小4の次男が「男の人? 女の人?」と聞いた。すると、高2の次女が即座に「別に男とか女とかないんだよ。かわいい服が好きで、ものまねがうまい人。それでいいんだよ」と答えた。私は、はっとした。(中略)私たち年長の世代は、男は男らしく、女は女らしくという概念にこだわりすぎなのかもしれない。若い世代から、そう教わっている気がする。

高校生の次女の言い方がとても「ステキだな~」と思い、自分はあんなふうに「なるほど!」と思えるような説明ができるだろうかと思った。
仕事の関係から「LGBT」と「ジェンダー」という言葉や概念は、割と早くから知っていた。
ただし「知っていること」と「実感している」こととは違うんだと、この記事を読んで感じさせられた。

私たちが思春期を迎えた頃、「フォークソング」「男性の長髪」「服装」などで代表されるように「大人世代との価値観の違い」がクローズアップされていたが、今となっては、どれも「普通」になってしまった。
確か「大人になってもマンガなんか読んでいるのか」と言われた記憶もあるが、今では世界中の全世代が読むものになっている。

もっと古い話を出せば江戸時代では「子なき3年は離縁」とか「跡継ぎをつくるのための妾」のようなまるで女性を「モノ」とか「機能」としか見ていなかった。
さらに明治から昭和にかけても女性が「選挙権を持てない」とか「政治家に立候補できない」と言ったような現代からは考えられない「常識」があった。

このように「常識的な思い込み」は、時代とともに「信じられない非常識」に変わってきている。
60年以上生きてきていて、自分たちの若い頃と比較してみると、あらゆる固定観念は不変ではなくて「変化する可能性をいつも持っている」という高い感受性を持って感じていないといけないのだと思う。

2001年に放送された3年B組金八先生(第6シリーズ)では「上戸彩が性同一性障害の生徒」で出演。あの番組自体、社会問題を取り上げ続けていたのだが、20年前にすでに「ジェンダー」について問われていた。
本来は「時代の変化」に敏感でなくてはならないのが政治家のはずだが、残念ながら議員になると「次期当選」の優先順位が高まってしまって、最も鈍感な国民になっているようで、人生の大半をそのような世界で生きてきた80歳のお爺ちゃんに「概念は変化している」ことを判れというのが、土台無理な話なんだろう。
今までと全く異なる概念の時代がもう始まっている。

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2021年3月15日 (月)

イレギュラー更新:村上ポンタ秀一さん死去

お昼休みにネットを見てたら、この悲報に触れた。20210315_02
年齢は70歳なので、今どきとしては若い。

ミュージシャンにすごく詳しいわけじゃないけれど
ポンタさんのドラムは好きだった。
ネットでも紹介されていたが、「いか天」の審査員でも人気だった。
説明が分かりやすくて、でもプロっぽくって。

曖昧な記憶だが、たぶん一度だけ生で聴いた気がする。
と~~っても職人肌の人らしく
吉田拓郎がどれだけ頼んでも
「おめぇとは、やらねぇ」と断られ続けたとか。

好きなミュージシャンがまた一人去ってしまった。
合掌

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SONYからPanasonicへ

20210315 過去の記事を検索したら2009年の後半には「地上波デジタル化」でTVやHDDレコーダーの買い替えの話題が出てきた。 
多分、翌年購入したと思うが、その後HDDレコーダーのブルーレイが使えなくなって、新しく買い足した。それがおそらく3~4年前だったと思う。
そのHDDレコーダーの調子が昨年からイマイチで、たまに「コマ落ち」のように映像が飛ぶ。
普通の人なら、ほぼ気づかないだろうし、気にしないだろうが、性格として気になる。
さらにWOWOWやスカパーの映画で「ブルーレイに保存しておこうか」と思うようなものは、出来るだけ良い品質にしておきたいので、悩みは大きくなる。

ネットで調べて、考えつく対応をいろいろやっても改善しない。
それに前に購入した時は「まだ良いか?」と思っていた「4K放送」もそろそろ見たいし、「4Kチューナー付HDDレコーダー」を調べていくと、ハードディスク容量が1TBくらいなら、そこそこの価格である。
ということで「思い切って」買い足しすることにした。
(買い足しとしたのは、前のものも並行して使うからで、そうすれば1TBの容量で十分だからだ)

前回までは使い勝手を優先して「SONY」で揃えていた。
同じメーカーだとリモコンも慣れているし、機能も大体わかるからで「SONY」がすごく気に入っていたわけではない。
そこで、前回が5年もしないうちに不具合が出たので「メーカーを変えようか?」と考え、消去法で「Panasonic」にしてみた。

購入したのは、2月上旬。
買い足しで、一番古いHDDレコーダーはアンテナに繋がないことにしたので、接続はあまり困らないと思っていたが、いざやってみたら簡易の「シアターサウンドアンプ」が接続されてたので、少し迷った。
それでも何度もこんな経験をしているので、無事に接続完了。
実際の「4Kチャンネル」を見てみた。
TVは地デジ化の時のままなので、画面解像度的には変わらないはずだが、それも綺麗だ。

あとはいつものようにいろいろ設定したり、機能を調べたりしたのが、一番驚いたのは「スマホ」との連動。
前の「SONY」製品もスマホアプリからの予約設定はできたが、録画されたものを視聴するには、有料アプリしかダメだった。
しかし、「Panasonic」は無料版のままでも録画したものも、今放送中のものを視聴できる。
今はまだ「1カ月の無料体験中」なので、実際に無料版になってみないと分からないが、離れたところからでも、録画したものや放送中のものが視聴できるなんて、びっくりだ。
当然、スマホのデータ量は増えるので、Wi-Fi環境でないとパケット料金が心配にはなってしまうが、それでも超便利な機能だ。

クルマ買い替えでもイヤというほど感じた「スマホとの連動性」は、HDDレコーダーでも同じで、映像を扱うだけに、その親和性は遥かに高い。
とにかくこれから先も、私たちの生活は「スマホ」を中心に動いていくことは間違いない。

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2021年3月 8日 (月)

はくぶつ館講座「天下人と清須」

前から「機会があれば」と思っていたのだが、今回初めて参加してきた。
何の話かと言えば、博物館で開催している「学芸員による講座」のこと。
私の住んでいる街の市立博物館は、家から自転車で10~15分くらいのところにあり、近い(地下鉄でも2駅で行けるのだが)。
この博物館で行われた催しについては、たまにこのブログでも紹介しているが、一昨年だったか訪れた時に、館内にあった案内リーフで「はくぶつ館講座」を開催していることを知った。
月に1回くらいのペースで開催されるのだが、それがすごくいろいろなテーマで行われていて「いつか興味があるテーマの時に行ってみよう」と思っていた。20210308_20210301145201

昨年はコロナ禍で、前半は中止になったようだが、秋くらいから再開され、年末にHPを見たら2月末に面白そうなテーマを見つけた。
それが「天下人と清須」
ちょうど「麒麟がくる」の前半で織田家の話にも出てきたので「これは行ってみよう」と決めた。
今までは当日行けば良かったようだが、これまたコロナ禍の影響で「事前申し込み」になり、さらに会場も3密を避けるために半分の定員になっていたようだった。

年明けの受け付け開始を待ってネットで申請。後日、メールで申請結果が届き、当日出かけてきた。
9時半受付ということで博物館に到着すると、もう並んでいる。
「お茶を買っておこう」とコンビニに寄ってから、入場するともう結構人がいた。
予想通り私と同年齢以上の方が多かったが、意外だったのが女性も多かったこと。
それに、どうも常連さんがいるのか、顔馴染みの人たちも多いようだった。
開始時間になり担当学芸員の説明で始まったのだが、これが面白かった。
「プレゼンテーション」を多く行ってきた仕事の関係で説明の仕方は「あまり上手じゃないなぁ」と最初は気になったが、途中から内容が面白くて、気にならなくなった。

清須会議の資料はほとんど皆無
映画でも有名になった「清須会議」
ところがその資料は「秀吉以外の参加者による記録がない」のだそうだ。
なので、秀吉以外の柴田勝家・丹羽長秀・池田恒興などが集まったとされているが、本当に集まったかさえも分かっていないのだそうだ。
個人的には「え~~っ」という感じで、あんなに有名で映画にもなったのに、秀吉側の資料のみで、のちのちそのイメージが定着したなんて聞くと「本当の歴史って実は全然わかっていないのだなぁ」と思ってしまった。

地方升
歴史に詳しい人は知っているだろうが「太閤検地」により、初めて「長さ」「量」が国内で統一されたが、それまでは地方によって異なっていた。その地方升の記述がこの地域にはほとんどないのだそうだ。
それが「立置寺内之事(右の写真参考)」という寺領年貢の納め方を記録した古文書に「清須升」でどれだけという記述があり、非常に珍しいとのことだ。
また学芸員の「私見ですが」と断った上でお話しされたが、この記録にある「寺」とは、記載されている地名などを参考にすると「道三と信長の対面の場」であった「聖徳寺」だったのではないかと話していた。

講座を聞いて「清須」は、家康が「清須越え」により今の名古屋に都市機能を移すまでは、かなりの大都市だったという印象を持った。
その姿は今の名古屋のベッドタウン化した街並みの清須市から想像もできないくらいという感じだ。
講座の最後に学芸員の方が「清須なくして名古屋は生まれず」と言っていたが、こうした視点で街の歴史を知るのは非常に面白かった。
講座に参加して思ったが、参加される方はやっぱり歴史に詳しい人が多く、かなり専門的な話が学芸員の方から語られるなど、1時間少しの短時間だったが至福の時だった。
家からも近いし、今後も、そして会社に行かなくなってからも楽しみとして参加したいと思った。

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2021年3月 1日 (月)

同じ年齢の再雇用社員

本当は年初めに書いたネタだったが、他の話を優先したので、ちょっと遅れてしまった。
アップするのをやめても良いけれど「こんなことを思った」という備忘録的な意味もあるかと、載せることにした。
昨年の10月に会社の中の部屋移動をした。

理由はいろいろあるが、今回はそこがポイントではないので割愛する。20210118
移動後、私の席の前には同じ年齢の再雇用社員が配置された。
同じ年齢とは言え、今まで関わりがあったわけではない。
この人、「イロイロあって」私のいる部門に昨年の春から異動してきた。

この再雇用社員、仮に「Aさん」とする。まず入社の経緯が「顧客からの依頼」
わが社のような規模だとそういうことはたまにある。
その顧客、今でもお付き合いがあるが、私は企画業務を始めたときに、ずいぶんお世話になった企業で、その社長にも懇意にさせてもらった。
Aさんは、その「社長の奥様のご兄弟」で、システム系の人。なんでもそれまで海外で勤めていて、帰国後の就職ということでわが社に依頼があったようだ(このあたりあまり詳しく知らない)。

入社後、いろいろな部署に配属され、その後MAで子会社となった小さなベンチャー的な会社の代表となったが、数年後採算が取れないということで、その会社は売却され、Aさんはまた会社に戻ってきた。
このあたりの話も詳しくないが、外から見れば「会社を1つダメにした」と見える。
もちろん本人は「好きで代表になったわけじゃない」と思っているようで、特に「責任を感じている」ようには見えない。

その後再雇用となりシステム系の部署に配属されていた。
私と同じく「再々雇用更新」となり会社の規程的には「必要とされる部署がなければ退職」という立場になり、それまでの部署は「人件費が掛かるので必要ない」と言われた。
そこで当時の専務(今は退職され、子会社の代表になっている)から私がいる部門の本部長に相談があり、3者面談を行った。
その本部長から聞いたところによると「更新条件」の給与提示をしたら「こんな金額なら、週休を増やしてもらわないと」と言ったらしく、専務が「じゃ、やめてもらっていいよ」とはっきり告げたとか。
そう言われてさすがに「今までお世話になったから」と承諾し、本部長の判断でとりあえず私のいる部門で預かることとなった。

その後、第1波のコロナ蔓延時期には「家でも仕事できるから」と自宅勤務を続けたり、あるスタッフから依頼された業務に対応したりという時期に、私が部屋移動となり近くの席で仕事をすることになった。
最初はお互いにあまり会話することはなかったが、年末近くにはちょくちょく話すようになった。
ちなみにAさん結婚経験もないらしい。そのせいかどうも同じ年齢とは思えない行動や発言がある。
まぁ、私と違って長く部署にいなかったので、部門のことに興味はないし、営業からいろいろ尋ねられることもない。そして電話が鳴っても出ない。
私もあまり出ないようにしているが、それでも周りが離席していない時には代理対応はする。
このあたりまで、私とは社内の経緯も違うから「仕方ないかな」と思うが、時に「中学生のような発言」には参る。

例えば政治の話をしても「阿部が悪い」「菅がダメだ」とか、景気についても「全部竹中がいけない」とか、コロナ対策でも「人の命より景気を大事にする」とか、同じ年齢の人としては軽薄な発言だなぁと感じる。
特にコロナ対策については簡単に「人が集まるからいけないんだ」と言うけれど、最初のように「緊急事態宣言」をすると外食や旅行業界はもっと悲惨な状態になるだろう。
特に個人事業主の人は、もうギリギリなのに「人の命より景気を大事にする」という発言を聞いたら、どう思うのだろう。

このAさん、私と同じ立場なのだが何のために会社に勤めているんだろう?
昔、私の部下だった人で、やはり結婚経験のない社員が「自分の能力をうまく活かさない会社が悪い」という考え方を持っていたが、Aさんも同じ部類な感じだ。
本当に自分に能力があると思うのであれば、さっさと退職してフリーで仕事をすれば良いのに(実際、他で仕事を受けているようだが)。
本部長によると私よりかなり給料は安く設定されているようだが、それでも同じ年齢の同じ立場の人が、文句や批判は言うけれど、責任を取ることはしない勤め方だと、ちょっとうんざりしていた。

そんなところへ、昨年末わが社始まって以来の「早期退職希望者」の通達が出たら、さっさと「わかりました」となり、今月で退職するらしい。
私ももちろんこの「早期退職者希望」のリスト対象だが、できれば65歳まではお世話になろうと思っている。
同じ年齢でも勤め方、考え方、人生の送り方は様々だ。

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