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2020年6月 8日 (月)

「麒麟がくる」が面白い

「新型コロナウイルス騒動~その11」「特別定額給付金」をネット申請したことを書いた。
未だに書類は届いていないが、先週無事に入金された。火災保険の更新やその他いろいろでアッと言う間に消えてしまうが、まぁありがたい。
このようにコロナ禍の記録のために書き始めたのは良いが、ずっと続いてしまってなかなかこの話題に触れることは出来なかった。

そもそもこのドラマは、「帰蝶」を演ずる女優さんが、放送開始まで1ヶ月半と迫った時期に不祥事で逮捕されてしまい、急遽代役となり放送自体も2週間遅れで始まるという開始前から話題になったものだ。
「大河ドラマ」をあまり熱心に観る方ではなく、興味があるテーマで、さらに面白くないと止めてしまう。20200601

「龍馬伝」は大好きな幕末でしかも「坂本龍馬」だったので、かなり期待したが「龍馬」にスポットを当てるというよりも「福山雅治」をどうカッコよく見せるかという感じのドラマになっていて、歴史的な順番も「?」と思うようなことが増えて、途中で止めてしまった。
同じく幕末物で「八重の桜」は、会津藩の話を詳しく知りたかったこともあり見始めた。
これは「会津戦争」まではとても面白く、毎週観たが明治後は少し興味が薄れてしまった。
ただこれを観たことで「会津の歴史の旅」はとても充実したものになった。
そして珍しく最後観たのは「真田丸」
脚本が「三谷幸喜」だったので、大丈夫だろうかと思ったが面白かった。
これは「池波正太郎・真田太平記」を読んでいたこともあったが、やっぱり何と言っても「草刈正雄」「真田昌幸」が良かった。
実際の「真田昌幸」も面白い人だし、その魅力が十分伝わるドラマだった。

今回の「麒麟がくる」は明智光秀がテーマ。
この人、個人的には故郷の近くに「明智町」という町があり、そこの出身と言われていたので身近感がある。ただし本当の出身はわからずドラマでは、もう少し岐阜よりの「明智の荘」とされていたが、土岐源氏なども実は「土岐市」という市名が残っており、これも一層身近に感じる。
また今までのところは美濃・尾張が中心の話で、私の住む地方に近く、番組の最後の「史跡紹介」では「ああ、ここは行ったな」とか「こんなところにあるんだ」と思うことがあり、それも楽しみになっている。

それでも最初に挙げた諸々の問題で話題になり「どんなもんだろう」と思って見始めた。
「面白い」
放送直後には話題になったが「道三の毒殺」シーンの衝撃、そして「本木道三」の迫力。
それから代役となった「帰蝶」も良い。
以前、清州城を訪ねた時に、近くの公園に「信長と濃姫」の像を見た。
(ここも先日の史跡紹介で出ていた)
その時の説明では「濃姫(帰蝶)の詳細はよく分かっていない」と書かれていた。
これは主人公である光秀も同じで、だからドラマではかなり勝手に面白くできるのだろう。

「立ち膝の座り方」とか「着物の色合いが派手過ぎる」を最初の頃は意見があったようだが、逆に今までの「時代劇的な表現」が間違っていて、今回のほうが「史実に合っている」とも言われている。
だって衣装デザイナーは、かの「黒澤明の娘、黒澤和子」だ。
本物へのこだわりはきっと父親譲りだろう。
私達の一般的な「時代劇の常識」とは、江戸時代に構築されたもので、戦国時代には通用しない。
良い例は「刀」で、戦国時代は「使い捨てにされていた道具」とのことで、「武士道」に関する考え方も同じだと聞いている。

「真田丸」のオープニングもとても気に入っていたが「麒麟がくる」も良い。
重厚な音楽と「和太鼓が良いなぁ」と思っていたら、20代の頃に好きだった和太鼓奏者「林 英哲氏」でびっくりした。
NHKというところは民放と違って資金が豊富なためオープンセットも含め、ちょっとした映画よりも豪快にそしてこだわって制作している。

前半のMVPでもある「道三」は、2年前に「国盗り物語」を読み返したために、土岐源氏や国衆との関係、そして当時の殿と家来の関係が分かっていて、より面白く感じた。
ただ「道三と深芳野と土岐頼芸」の三角関係は、とてもNHKで流せないくらいドロドロのものだけど。
「新型コロナ」の影響で、撮影ができていないということで「一時休止」になっているが、そろそろ明智光秀が「歴史的資料」に登場する時期に来ている(実際に、越前での生活は一部資料があるようだ)。
今までのように「資料がないから自由に創作」した時代から「ある程度、歴史的事実」を確認しなくてはいけない時代になる。

司馬遼太郎氏の「竜馬がゆく」は、歴史に登場する前の「竜馬像」は司馬さんの創作だが、そこが面白く一般の人の「竜馬像」になってしまっている。
そして「竜馬がゆく」も、その創作部分がとても面白くて人気がある。
個人的な感想だが、この小説の後半は、やはり「歴史的時系列の追従」になっていくため、前半ほど「魅力的な竜馬像」になっていない。
「麒麟がくる」の場合、道三のあとは「信長」像が興味津々である。
「信勝殺害」で見せた「狂気」は、これからの「信長像」を想像させ、ちょっと身震いした。
これからも面白いドラマであり続けていってほしい。

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