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2019年11月18日 (月)

雪化粧:松山千春

今日はちょっといつもと違う感じの話。
このブログの初期の頃には、昔よく聞いた音楽の話を載せていたけれど、久しぶりにそんな感じだ。
とは言え「すごく気に入っている曲」というわけではない。
好きな曲ではあるけれど、何というか……もし「青春」というものを表す感情があるとするなら、それを呼び起こす曲と言える。20191118

ずっと以前に初期の頃の「松山千春」のことを書いたことがあるが、彼のことはデビューした頃から知っていたし、好きだった(あくまでも初期の頃だけれど)。
そのきっかけは思いつきで購入したフォークソングやニューミュージック(2つの言葉とも死語ですが)が数多くミックスされていた「カセットテープ(これももう化石です)」だった。
そのテープに「旅立ち」が入っていて、当時「大好きだけれど、離れなくてはいけない」という関係の当事者だった私には、とても身に沁みる曲だった。

そこから彼の音楽を聞くようなり、アルバム(当時はLPレコードだったな)が出ると買っていた。
その3枚目のアルバム「歩き続ける時」の中に、今回取り上げた「雪化粧」が収録されていた。
この曲を聞くと、あるシーンを思い起こす。

それは、先の「大好きだけれど、離れなくてはいけない」の女性のアパートの部屋。
かぐや姫の「神田川」に出てくるようなアパートで(当時は、そんな所がいくらでもあった)、小さな一間しかない部屋にいる自分が浮かんでくる。
最初はそのアパートに彼女一人が住んでいたが、そのうちに私も同じアパートに引っ越してしまい「大好きだけれど、離れなくてはいけない」のに、結局離れられないままになってしまった。

この曲を聴いたのは、同じアパートに引っ越しする前なのか後だったのか、その辺りの記憶が曖昧なのだが、「これからどうなっていくのだろう」という時期だったことは間違いない。
「寒い夜に 彼女の部屋でコタツに入って、ベッドにもたれている」
この曲を聴くたびにそんなシーンが浮かび、ちょっぴり胸が疼く。
「これからの不安と大好きな彼女の部屋にいる」という相反する感情をきっと思い出すのだろう。
年齢を重ねていき、そんな「漠然」とした感情が少なくなり自分なりの「理路整然」とした感情が増えていったが、20代前半の青春時代特有の感情。
この曲を聴くたびに、その感情を思い出し、なんとも言えない気持ちの「雪化粧」だ。


「雪化粧」

作詞:松山千春、作曲:松山千春

町は とても 静か 白い雪が降り続く 寒い部屋の隅で 僕は溜息
そんな時も君は 長い髪をかきなでて  僕に笑いかける 寒くはないと

何が悲しいとか つらいわけじゃないけど  ただ 今は君のこと抱きしめていたい
強く 強く 強く 僕のこの両腕で  君を 君を 君を 愛し続けたい

僕の胸の中で 涙こらえきれないね  そんな君がとても いじらしく思う

何が悲しいとか つらいわけじゃないけど  ただ 今は君のこと 抱きしめていたい
町は とても 静か 白い雪が降り続く  僕と君のために せめて雪化粧 せめて雪化粧

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コメント

楽美さん、コメントありがとうございます。
あの当時の千春を知っていると、
今のようになってしまうなんて、想像もできなかったですね?

「季節の中で」も当時、よくギターで唄ってました(笑)

投稿: nobulog | 2019年11月24日 (日) 21時26分

こんにちは。
のびやかな声とメロディがぴったりで聞き惚れました。
私は「季節の中で」が好きで、当時の映像を見ると
松山千春、きゅんとなるカッコよさです。

10年ぶりにカラオケに誘われたのですが、声も出ないし何を歌ってよいものやら。「あの時君は若かった」を一曲目にしようかと。1968年、50年前の歌なんですね。そんなに経つとは!ぎゃー!!

投稿: 楽美 | 2019年11月24日 (日) 14時56分

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