« 2018年8月 | トップページ | 2018年10月 »

2018年9月の記事

2018年9月25日 (火)

能力に関する雑感

ちょっと今回はタイトルで迷った。
いきなり話は外れるが、正社員時代の最後はプランナーだったので、良く企画書を書いた。
企画書を書くとき、やっぱり「タイトル」は大切で、それを見るだけで、これから言うことが想像できるとか逆に、どういうことを言うのか?と興味を持ってもらうとか、とても大切なものだ。
そんな癖があるので、このブログの時もタイトルに悩むことがあるが、今回はまとまらなかったので、「雑感」として逃げたタイトルにした。

さて、本題。
今まで「能力」というキーワードで何度か話題にした。
例えば「スタッフと指揮官は違う能力」みたいな話だ。
スポーツでも、昔から「名選手=名監督でない」という言葉があるくらいだから、この「能力の違い」ってのは、昔から分かっていることなのだろう。
20180925
今年大きく話題になっている各スポーツ界で起きているパワハラ的問題の根源の一部にも「能力の違い」があるのでないだろうか?
組織が大きくなればなるほど「選手として実績がある」というだけの能力では適切な管理が難しくなる。

そしてこの話は企業にもつながる。
日本の企業の大部分を占める「中小企業」の経営者の多くは「血縁で経営者になる」「社員としての実績から経営者になる」のどちらかだと思う。
わが社の場合、先代は前者の「血縁」で、今は後者の「社員実績」からトップになっている。

話は変わる。
一般の人は知らないだろうが、今、企業は「責任の明確性」を法的に突き付けられている。
「企業レポートのガイドライン」や企業経営に関する法規制である「ガバナンス・コード」など、どんどん企業が「責任」という名の鎖にがんじがらめになっている。
具体的には「この役員は、なぜ役員となる経緯と理由を述べよ」とか「最高執行機関(一般には役員会)に参加する人の情報を公開せよ」などがある。
これは例のスポーツ団体も同じことで、そういう時代になっている。
TVの芸能人コメンテーターは、そんなことも知らずに「昔は通用したが今は時代が違う」と言うが、明確に取り巻く状況が変わっていることは確かだ。

仕事の関係である興味深いレポートを読んだ。
「欧米には経営のプロがいるが、日本にはいない」
欧米の場合、経営のプロが経営層になり「企業価値を向上」させ、企業を売却し利益を得る。
だから経営層は「価値」を上げるために、経営ノウハウを駆使するし、その分野の知識を学びスキル向上をする。そして「価値」下がれば、その全責任は経営層にあると明確にされる。
だからこそ欧米の経営層のギャラは高額だ。

ところが日本は「社長」になるのが、多くの場合「ゴール」になってしまっている。
そして日本の経営層のギャラは低い。そりゃそうだ。「責任」が明確になっていないから。
ここに「欧米の企業と日本企業との大きな違いがある」とのことだった。

これを読んで、とても腑に落ちた。
「ゴール」に着いてしまった人に「これからの展望」など望めるはずもない。
なのに社員は「トップの方針を知りたい」と言う。
それに「社員としては優秀」な人が「経営として優秀」とは限らない。
そう求められる「能力」が違うから。

今までは何とか誤魔化せてきたけれど、「責任」ということを明確にしようとしてきた時代には、もう誤魔化せない。
「能力」が違うから、もう無理だというのが正しいのだろう。

最近のわが社を含めた中小企業やスポーツ団体の右往左往の状況を見ていると、表面のゴシップ的な話題より、こんな根源的な課題に気づくようになったのは、年のせいか仕事のせいか?
こういう状態を「時代が変わってきた」と感じるのは、やっぱり60歳という年齢がそうさせるのだろうか?
今までの人も、これくらいの年齢になると「時代が変わってきた」と感じてきたのだろうか?
いずれにしても「能力」がないものが、異なる能力の実績で上にいると不幸な状態になる時代だということは、確かなようだ。

| | コメント (0)

2018年9月18日 (火)

2018夏、近場の史跡巡り(その2)

前回の続き。

[鳳来寺山]
ここもずっと行きたかったところ。
近くの日帰り温泉には行くのに、そこからまた奥深い位置にあるので、なかなか行けなかった。
今回、行く事を決めたキッカケは「鳳来寺山東照宮」があることを知ったから。
20190918
今年の3月に「日光東照宮」 に行ったが、今まで「久能山」「和歌山」「上野」と全国各地にある「東照宮」のうちの有名処に行っている。
だから「これは行かねば」と思い、夏季休暇を利用して行って来た。

最近は行く前に、スマホアプリで道順や駐車場を調べる。
このことを書くたびに言っているが、本当に便利な時代になったものだ。
ところが「鳳来寺山」を調べると「パークウエイ」側には駐車場があるが、「表参道」側がどうなっているか分からない。
さらに「表参道」側から行くと1400段の石段を登らないと行けないらしく、ここもやはり「パークウエイ」側でラクすることにした。

鳳来寺(ほうらいじ)は、愛知県新城市の鳳来寺山の山頂付近にある真言宗五智教団の寺院。本尊は開山の利修作とされる薬師如来。
参道の石段の数が1,425段あり、徳川家光によって建てられた仁王門は国の重要文化財である。また、愛知県の県鳥であるコノハズク(仏法僧)の寺としても有名である。(Wikipediaより)

パークウエイの頂上が駐車場になっていて、そこにクルマを停め、鳳来寺方面に歩いていく。
この日も暑かったけれど、木陰に入るとちょっと涼しい。
またその道から見える風景も、ずっと続く山並みで、いかに山奥に入っているかも実感できる。
10分くらい歩くと「鳳来寺山東照宮」に到着。

そんなに大きくなかったけれど、大きな樹木に囲まれた幽玄な雰囲気が、他の東照宮と比較して図抜けていた。
今風的な言い方をすれば「パワースポット感満載」な空間で、ずっとそこに佇んでいたい感じだった。
それに、さすがにここまで外国の観光客もいないし、騒ぎまくる子供連れの観光客もいない。
家族連れで来ていても、おじいちゃんおばあちゃんと一緒に来ていて、やんちゃな子どもはおらず、静かに雰囲気を味わえたことが一番良かった。

そこからまた少し歩くと、今度は「鳳来寺」に。
ここに本殿があるけれど、後ろにそびえる岩肌や山頂を見ると「山全体が寺域なのだ」とはっきりと分かる。
歴史的に1300年も前なので、いろいろ朽ちてしまっていたが、またそれが雰囲気を醸し出して、苔生した石仏群など、ちょっとした観光ポスター的な写真素材となりそうだった。

「パークウエイ」はラクだったけれど、重文の「仁王門」は表参道側から行かないと、石段の往復が必要になる。
なので、一旦駐車場に戻り、今度は表参道側へ。
食事処に大きな駐車場があったので、そこに停めて、仁王門を目指して歩く。
麓の集落を抜け、「鳳来寺」の石碑が入り口となり、そこから深い森の石段が続く。
15分くらいで「仁王門」に到着したが、とにかく「鳳来寺山」そのものの幽玄な雰囲気がすごく、苔生した石段、大きな樹木の緑などに身体中囲まれる感じだった。

クルマで1時間半くらいのところに、こんな雰囲気の良いところがあるんだと今さら思ったが、出来れば今のまま、多くの観光客に荒らされずに、この幽玄な雰囲気を持ち続けて欲しい場所ものだ。
「仁王門」から引き返し始めたら、また雨。
どうもこの夏の休みは、天候の不安定さに泣かされる。
とは言え、今回も気持ちよい程度に濡れただけで、クルマに到着。
遅いお昼ご飯を食べて帰路に着いた。

| | コメント (0)

2018年9月10日 (月)

2018夏、近場の史跡巡り(その1)

前回、今年の夏季休暇のメインイベントとして「ペルセウス座流星群」観望の準備とその結末を書いた。
流星群や天の川を見るには、「雲がなく、月がなく、本当の晴天」でないと無理なのだが、史跡巡りをするのは、「雨」さえ降らなければ行ける。
とは言え、日本中が大移動の真っ最中である夏季休暇中は、遠方へ出かけるのは「渋滞に遭いに行く」ようなもの。
ということで、今年は、前から行きたいと思っていて、とても近いのになかなか行っていない史跡を訪ねた。
20180910
[岐阜城]
今年のGWに「近場の城巡り~清洲城と小牧山城」 に行った時には「次は」と思っていたのがこの「岐阜城」。
「小牧山城」「清洲城」「岐阜城」に共通するのは、「織田信長」の居城であったこと。
特に「岐阜城」「楽市楽座」「天下布武」といった信長の代名詞のような出来事の発祥の場でもある。

知っている人もいると思うが、「岐阜城」は金華山という山の頂上にある。
なので、近くまでは何度も行っていても、なかなか登っていない。さらに「コンクリートの復元天守」ということで、以前はそんなに興味がなかったので、本当に近くにあって、歴史的にも重要な拠点なのに、今まで訪れることのないままだった。

クルマで麓まで行き、お盆休み中と言うことで近くのパーキングは満車だったが、少し離れた無料の川べりパーキングは空いていたので、そこに停めて麓のロープウエイ乗り場まで歩いた。
「岐阜城」にはロープウエイ以外にも歩いて登る「登山道」も複数ある。
でも、「真夏の暑い盛り」、しかも「日頃の運動不足」ということで「ロープウエイ」を選択した。

往復チケットを買って、乗り場入り口に行くと「ただいま20分待ち」と掲示されていた。
さすがお盆休み中だ。仕方ないので、並んでやっと乗車。
「ロープウエイ」で天守まで登るのは、ちょうど1年前の「松山城」 以来。
乗り口のすぐ近くに「信長公居館跡」が見える。これは「帰りに寄らねば」と思いつつ、あっという間に上に到着。

とは言え、そこから天守閣のある頂上までまだまだ登らないといけない。
そして、今まで訪れた天守閣と決定的に違うのは、天守閣までの道が狭く険しいこと。
これは戦国時代と言う古さのせいか、金華山と言う険しい山のせいか?

やっと天守閣に到着し、眼下に岐阜の街並みを眺めたり、展示物を眺めたりした。
岐阜の山側から黒い雲がやってきて、今にも雨が降りそうになったので、スマホで「雨雲レーダー」で確認しようとしたら、電波が届いていない!
「うそ~~、これって高さの問題?」
仕方なく雨の心配をしながら展望レストランでラーメンを食べて、下りのロープウエイへ。
またまたここで「20分」ほど並び、無事に下まで降りてきた。

その後、「信長公居館跡」を見学。
多くの観光客は、さっさと帰っていくけれど、発掘調査のニュースなどを見ていたので「これはぜひとも」と誰もいない「信長公居館跡」をゆっくりと見た。
この「信長公居館」は、場所を見ると、その防御力がわかる。
館の後ろは険しい岩肌で、とても後ろから攻められない。金華山という自然の砦が、この館を守っていることが今の時代になっても感じられる。

このあたりで雨が降り出した。
ただ、暑いせいもあり「まぁ、少し濡れても良いか」と思い、歩いて駐車場まで。
途中「護国神社」にも足を止め、終戦記念日が近いせいもあり、今の平和に感謝のお参りをして帰ってきた。(つづく)

| | コメント (0)

2018年9月 3日 (月)

星空鑑賞、再び。でも……

今まで、ほんの「チラッ」としか書かなかったが大昔、星の写真を撮影することを趣味にしていた時期があった。
その時のきっかけは「ハレー彗星」の大接近がとても話題になったことだったような記憶がある。
元々、田舎の育ちなので、冬には「オリオン座」がとても綺麗に見え、夜空には興味がある方だった。
20180903
熱しにくいが、やり始めると凝る性質である。
ただし、裕福な家でもないし、高収入者でもないので「出来るだけお金を掛けずに」やるタイプだ。
今のようにネットが発達していない時代なので、星の動きを追尾しながら撮影する「赤道儀」を求めて、いろいろな店に行ったり、何とか自作できないかと考えたりしていた。

毎月のように雑誌を購入して、綺麗な星の写真をうっとりと眺めたり、望遠鏡をガイドに一眼レフで追尾撮影出来るようにして、撮影に出かけていったりした。
しかし、都会に住んでいると「星空が見える場所」を探すのがとても大変だ。

会社勤めしているので、出来れば次の日が休みの日に撮影に行きたい。
でも、その日にうまく晴れるとは限らない。
通常の晴れと違い「雲」が流れてくると上手く撮影できないので、かなりの好天に限られる。
さらに、「月」の明かりのない日でないと行けない。
「月」というのは意外と明るく、一度月夜を撮影したら、夜空が青空のように明るくなったことがある。

そして、やっとタイミングがあって撮影に出かけても、カップルがクルマに乗ってデートに来たりする。
こちらも機材があるので、クルマを停められるところを探していくのだが、目的は違ってもカップルが望む場所も同じような条件となる。
そこに「ヘッドライト」を点けたクルマが来たりすると、何十分も掛けて撮影していたのに、ライトが入って「撮影失敗」になる。
綺麗に星空を映すには1回30分とかシャッターを開けっ放しにする必要があるから、その苦労は並大抵じゃない。
そして、フィルムの時代なので、現像してみたら失敗写真が多くがっかりしたことも数多い。

そんなことを繰り返すうちに、何となく足が遠くなってやめてしまったが、「流星群」とか「○○彗星」などの話題が出ると気にするし、見に行ける条件の場合は行くこともあった。
しかし、夏休みの時期には毎年「ペルセウス座流星群」が見ごろとなることは知っている。
調べてみたら、今年は新月で月の明かりもなく見やすいらしく「久しぶりに行って見るか」と思ったが、「せっかく行くなら撮影したいな」と思い付いてしまった。

赤道儀を使用しての星の動きを追尾しての撮影は無理としても、スマホで気軽に撮れないか?と考えネットで調べてみる。
以前と違って、とても簡単に調べられることは、とても有り難い。
「そうそう星座早見表がいるなあぁ」とアプリで星座表を探すと、AR機能付で、その方角を向けるだけで、星座がわかる便利なものを発見。
次は撮影アプリ。スマホにあるカメラではシャッターを開放に出来ないが、30秒くらいのバルブ撮影ができるアプリを発見。
経験上「30秒」あれば星が綺麗な場所で撮影すれば、それなりに映る。

あとは赤い懐中電灯。
通常の懐中電灯だと明るすぎて、目が暗さに慣れるまでに時間が掛かる。
だから赤い光の懐中電灯が必要なのだが、これは自転車の後部灯用のLED電灯を100円ショップで発見してゲット。

さらに、星空を見るのには、双眼鏡が良い。
昔使っていた双眼鏡を出してみたら、グリップがぬるぬるになってしまって使い物にならない。仕方ないので、1000円位のモノを買い直した。
カメラ用の三脚は小さいのはあるから、スマホを固定できるツールをこれもネットで探して取り寄せた。

これで撮影準備は整い、あとは夏季休暇を待つばかり。
ところが休みに入った途端、大気は不安定になり、それまで連日の晴天が嘘のように、雲が出たり、雷が鳴ったりとなってしまった。
目当ての「ペルセウス座流星群」の極大日(一番良く見える日)は、見渡す限り一面の雲という天気。
残念ながら今回は見ることが出来なかった。
でも、手軽に鑑賞に出かけたり撮影するグッズは揃えたので、これからまた少し星空鑑賞に出かけてみようかなと思っている。

| | コメント (0)

« 2018年8月 | トップページ | 2018年10月 »