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2018年1月の記事

2018年1月29日 (月)

たくさんの発信出口と少ない情報

昨年4月に役職定年になり、毎週出ていた早朝会議に出なくなった。
さらに定年再雇用になり、気楽になったせいもあり、それまで始業時刻の1時間以上前に出社していたのが、ギリギリ近くの出社になっている。
その変化で気づいたのが、朝のワイドショーのつまらなさだ。

20180129クルマ通勤で、その車内でTVを点けているが、8時以降はNHKとテレビ東京系以外はどの局もワイドショーばかりだ。
しかも各局流れる情報は、みんな一緒。
昨年後半は、ずっと「大相撲」のことばかり流していた。
何か事件があっても、どの局も同じような順番で話題を進行していく。
まるで各局で協定を結んでいるように、本当に同じ順番なのは、びっくりする。

「じゃ、ラジオでも」とFMにすると「道路情報」「CM」ばかり。
会社についてネットのニュースを見ても、同じようだし、下手をすると「ワイドショー」の内容をわざわざアップしている記事すらある。
さらに、スマホの複数のニュースアプリはどうかと言えば、これも結局同じような情報が流れている。

こうして自分の情報入手の手段を振り返ると、圧倒的に「プル型」の入手が多いのに気づく。
「ブル型」とはいろんな意味で使われるが、要は「自分が興味あるものをチョイスして受信している」と思ってもらっていい。
インターネットの情報は、この典型だ。

この対抗に「プッシュ型」があるが、これは「こちらに興味があるかないかに関係なく発信されている」もの。具体的には新聞とかマスメディアで、インターネット登場前は、「プッシュ型」が圧倒的に多かった。

どちらにもメリット・デメリットがあるが、「プル型」の最大のデメリットは「自分が興味あること以外の情報を入手していない」ということになる。
だから、私の周りには本当に一般のニュースを知らずに生活している人が多い。
そして年齢が下がれば下がるほど、世間一般例えば、ニュースや新聞で取り上げられている情報について全く知らないことが多い。

インターネットが登場して、ものすごくたくさんの情報が世界中を駆け巡るようになったけれど、あまりに多すぎて結局「自分好みの情報」しか受信しなくなった。
そして、TVのワイドショーは昔から「井戸端的話題」ばかりの話題だから、ワイドショーとネットからしか情報を得ていない人は、とっても限られた情報しか入手していないことになる。

古くは「かわら版」から始まり、新聞・ラジオ・雑誌・TVと拡大し、そしてインターネット・ニュースアプリと「発信される出口」は増え続けているけれど「受け取られる情報」は、少なくなっているような気がしてならない。

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2018年1月22日 (月)

バトンを渡す~TSUKIZIワンダーランド

先週に引き続き年末に見た放送の話。
題名は「TSUKIZIワンダーランド」

80年の歴史を有する築地市場。「築地は単に魚を売っているだけではない。仲卸をはじめとする食のプロフェッショナルが介在し、豊富な情報や商品知識を取り扱っているのだ」という視点から、セリの現場や料理人の仕事、食育の様子の取材や開場当時の秘蔵映像を交えて、さまざまな角度から築地を見つめる。撮影期間は2014年3月から2015年6月までの1年4ヶ月間(総撮影日数143日)、総撮影時間602時間。取材人数は仲卸人81人を含む153人に及んだ。(ウィキペディアより)

20180122_2この映画で初めて「仲卸」の役割を知った。
私たちは「仲卸は、新鮮でよい魚を選ぶ目がある人」と思っていたが、そうではない。
自分の顧客のニーズを知り尽くし、その「ニーズにあった魚かどうか」を見極めるのだそうだ。
だから「仲卸」「顧客」は絶対的な信頼で結ばれており、「顧客」は信頼する「仲卸」「良い」と言って仕入れた素材を信じて購入するのだそうだ。

今、日本のビジネスは「グローバル」的になり「どのような契約なのか」が大事になり、「築地」で繰り広げられている「信頼」をベースにしたようなビジネスは、滅びつつある。
ある意味では「築地市場」は、最も「日本らしい」ビジネスが展開されている場所でもあるようだ。

その映画の中で、確か寿司屋の人だったと思う。
「漁師から仕入れ、運送、卸、仲卸と人を繋いできて、最終的にお客様にバトンを渡す我々が、ヘマをして価値を下げるようなことのないように、細心の注意を払っている」と話していた。

この言葉、わが社の営業に聞かせたい・・・・。
まぁ、ウチの会社だけでないけれど、どんな企業でも分業化されていて、「自分たちの領域」だけの事ばかり気にするが、本当は「最終的な消費者がどう感じるか?」なのだと改めて胸に響いた。

今は、みんな忙しく、つい手元を見ることばかり夢中になるけれど、「信頼」が大きな幹となって成立している「築地市場」だからこそ、本当に大切なものは「何か?」を忘れていないのかもしれない。
IT化とかAI化とか、効率的なこともどんどん進めなくちゃいけないけれど、「大切なもの」を落としていかないか・・・・再雇用の身分だけれど、ちょっと心配な今日この頃だ。

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2018年1月15日 (月)

今上天皇の覚悟

前回にも書いたが、来年には平成天皇が退位され、新しい和暦年号となる。
昨年末にその日時が決まると、いくつかの番組で「平成天皇の歩み」的な放送がされた。
おそらく退位の時期が近づくと、もっと詳しく多くの放送が増えると思う。
20180115
そんな中、昨年12月に「NHK BSプレミアム~アナザーストーリー」で2回に渡って放送された「天皇いのちの旅」を見た。

この番組を見ていて思ったのは、美智子皇后様の考え方や感じ方がとても大きく、現在の天皇像に影響を与えているのではないかということだ。
放送の中でやっていたが、戦後、当時皇太子であった平成天皇にアメリカのヴァイニング夫人が家庭教師につき、次のようなエピソードを紹介していた。

侍従の一人が病気療養中であったが、「どうしてお見舞いに行かないか」と尋ねると「まだ侍従から何も言ってこないので」と答えたとのこと。
そこでヴァイニング夫人は「まず自分がどうしたいのかを考えなさい」とお話したそうだ。

そんな子供だった姿から、今の天皇陛下の考え方や振る舞いは想像できない。
だから美智子皇后様とお二人で話し合い、二人で「もっとも良い」と思うことを少しずつ実施されてきたのだろう。
避難民のお見舞いに訪問され、今では当たり前に映る「天皇陛下がひざをついてお話をする」姿は、平成天皇が始められたことが有名だが、これもお二人の考え方がよく表れていると思う。

天皇になられてからの海外訪問の紹介では「先の大戦」で日本軍が攻撃し、捕虜に酷いことをした国で、激しい「ブーイング」を受けたシーンが映し出された。
具体的にはイギリス訪問でのことだがパレードに対し「赤い手袋をして背を向ける」という反日抗議を行った。
そんな中、天皇皇后両陛下が戦没慰霊碑に長い黙祷を捧げた。

その時の様子を元侍従が紹介していたが、天皇陛下のお気持ちは「言葉で謝るだけでなく、謝罪の気持ちを示し続けることが真の謝罪」というようなことだったらしい。
この気持ちは他の訪問国でも、そして沖縄や南方の激戦地だった場所に向かう時も、一貫しているようだ。

この「謝罪し続ける」という覚悟は生半可じゃない。
「昭和」という激動の時代を受けついた「平成天皇」の覚悟を、この番組で初めて知ったが、もっと皆が知っておくべきことじゃないだろうか?

平成は30年で終わるけれど、きっとこの覚悟は、これからも新しい天皇になっても引き継がれていくのはないだろうか?
子供の頃には「天皇のために戦死した人」と教わった影響もあり、決して「天皇制度」に諸手を挙げて賛成していなかったけれど、平成の天皇皇后陛下の姿を見て、その「覚悟」を見ると、日本人であることを少しだけ誇らしく思えるのは、不思議な感情だ。
「慈愛」という言葉はよく耳にするが、この「覚悟」があっての「慈愛」には、殺気に似た一念を感じるものがある。
本当に頭が下がる思いを感じながら、番組を見ていた。

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2018年1月 9日 (火)

2018年はどんなことが待っているか

今年はカレンダーの関係で、本格的な始動は今週からになる。
私の会社は、いつも仕事初めは5日から。
4日は社長・副社長とか偉い人たちが得意先に挨拶回りをしているようだが、一般は概ね5日からだ。
ところが今年は5日が金曜で、翌6日は土曜でしかも「有休取得促進日」
なので、5・6日と休めば、今日が仕事始めなのだが、そんなことしたら「もう2度と会社に行きたくなる」と思い、5日だけは出社した。
きっと数年後には、「出社したくでも出来なくなる」のだから、行けるうちに行っておこう(笑)

さて、今年はどんなことが待っているのだろう?
20180109
●平成30年
年末に発表があったが、平成は来年の4月まで。翌5月からは新しい元号になる。
だから、「1年ちゃんとある平成」としては、今年で最後だ。
昭和から平成に変わった時には、もう働いていた。
昭和天皇が崩御した日は、確か土曜。
広告代理店に勤めていて、いつものようの午前中は仕事して、半ドンで帰宅し、昼から家族と地元の祭りに行ったような記憶がある。
客先に向かう途中にビルには「半期」が掲げられており「天皇が亡くなっても、こうやって仕事してるんだなぁ」と思いながら歩いたことを覚えている。

●会社と組織と再雇用
再雇用となって初めて新年度を迎える。
ここ1~2年くらいは、ずいぶん組織とか予算から距離を置くようになったので慣れてきたが、今年は「再雇用」となりもっと距離を置いた状態での新年度になる。
昨年ブログで何度か話題にしたが、今はどんな業界も重要な変化ポイントの時代だ。
でも残念ながら当社の社長はなかなか「決断」できない。
よく言えば「配慮」する人で、悪く言えば「優柔不断」
老朽化した本社ビルの建て直しも2~3年話題にはなるが、なかなか決まらない。
再雇用の身としては「この社長で大丈夫か?」と年々不安になるが、それでもわが社の「神輿」だから、担がなきゃしようがない。
そういう意味では、管理職の人たちはいっそう大変だろう。

●まずは日光か?
昨年末からずっと「どこへ行こう」と迷っている。
いつもだと2月くらいにどこかへ出かけるが、ここ2~3年の経験でこの時期は春節で、中国の観光客が多い。
だから3月くらいに出かけようかと思っているが、まずは日光かなぁ。
他にも九州地方の温泉や草津温泉にも行きたい。
他にも熱海とか城崎とか温泉中心か、現存天守の松江城や丸亀城にも行ってみたい。
余裕があれば、函館五稜郭や以前行った高知城と、いろいろと思い浮かぶが、再雇用で収入も少ないし、あまり弾丸旅行もつらいし、財布と身体と相談しながら決められたら良いと思っている。

とにかく本格再雇用の1年目。
どんなことが起きるのだろう。

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2018年1月 1日 (月)

2018年 謹賀新年

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明けまして、おめでとうございます。

今年の原点回帰ではないけれど、また「北斎」

知れば知るほど、この人の「凄さ」を感じます。

とは言え、今回は「浮世絵」ではなく「天井絵」

しかも唯一の祭り屋台の作品です。

これを小布施で間近で見た時、「やっぱ北斎は面白い」と改めて感じました。

今年もこんなことを感じられる1年が過ごすことができると良いと思っています。

よろしくお願いします。

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