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2016年10月11日 (火)

歴史上の人物像

10月になり、今年も残り1/4になった。20160920_sakamotoryoma

最近はあまりブログに書いてないけれど、今年もいろいろな人の訃報が流れている。
特に私のような年齢には感慨深く昭和を賑わした人が次々と亡くなる。
世代交代の時期と言えばそれまでだけれど、有名なところで言えば
「永六輔」「大橋巨泉」「北の湖」「千代の富士」などなど。

その人たちが亡くなるとネットを始め新聞やTVなので、その人物像を紹介し、亡くなったことを惜しむ。
ところが最近は、その人たちが一番輝いていた時代を体感しているので
「う~~ん、ちょっと違う気がする」
と思うことがある。

大橋巨泉はその態度や話し方など、割と批判されていたし、北の湖は若くして横綱になったために、その言動に横綱らしさがないとも言われた。
さらには、千代の富士は、肩の脱臼を防ぐために筋肉モリモリの体にしたのだが、それはドーピングとは違うのか?といった記事を読んだこともある(真偽は知らないけれど)。

このように、ついこの前まで健在だった人たちでさえ、その実像を知っているとズレを感じる。
それはきっとその人が活躍している時代の「空気」が一緒に伝わらないことがズレの原因だと思うし、日本人の感情として「死者に鞭打たない」的なものが相まって、こうなるのだろう。

となると、亡くなって100年以上経っている歴史上の人物ってのは、どうだろう?
このブログでは、あちこちに出掛けたことも紹介するが、概ねそれは史跡を訪ねることが多い。
それほど歴史的なことに興味があるわけで、今は巡り巡って「江戸時代物語」を読むが30代までは、司馬遼太郎を中心とした「歴史小説」を次々読んでいた。

だから、坂本龍馬や西郷隆盛、勝海舟・・・・そして織田信長、豊臣秀吉、徳川家康などなどの人たちは、それぞれのイメージがあるわけで、やっぱりその延長上で大河ドラマや時代ドラマなどが創られている。
最近では今まで定番とされていたこれらの歴史上の人物を従来のイメージを払しょくするようなドラマもある。
今年珍しく見続けている大河ドラマ「真田丸」など良い例で、真田昌幸などは、肖像画を見る限り、不細工だし背も小さいのに、高身長・イケメンの草刈正雄が演じている。
(ま、このドラマ自体、三谷幸喜なので、ある意味メチャクチャなものなのだが)

特に「徳川家康」などは、伝わっている人物像は江戸開府し、三代家光の頃から整理された資料に基づいていることが多く、最初から「偉大な人物」的に伝わっているけれど、本当は分からない。
近年「本当の西郷隆盛は、こうだった」とか「明治維新は、本当は」的な本が話題になっているが、これだって今までの定番を否定はしているが真実とは限らない。

坂本龍馬は、みんなは偉大だと言うが、私の今の感じ方は違う。
そりゃ「龍馬がゆく」を読み、20代の心酔していた時期は「りっぱな奴」と思っていたが、本当はちっとも皆と強調しない「嫌なやつ」で、いろいろ世話しないといけない「面倒な人」であり、結局話ばっかりでちゃんと実現できない「大ぼら吹き」として今だったらネットでめちゃくちゃ叩かれるような人だったのではないかと思っている。

本を読んだり、史跡や生家跡などを訪ねてみても、やっぱり本当のことは分からなくて、歴史的に過ぎてきた事実だけが真実として残っている。
それを、ああだこうだと自分勝手に想像して、妄想の世界で楽しむ。
これも歴史の楽しみ方なのかもしれない。
だから、歴史上の人物像なんて、曖昧でいい加減の方が良いのかもしれない。

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