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2016年5月30日 (月)

ミニ江戸の旅~伊藤若冲展編

「伊藤若冲の展覧会、しかも動植綵絵が展示される」
この話を最初に聞いたのは、2月位だったか?
会社のある人が、以前私が好きだと言っていたのを覚えていてくれて、教えてくれた。
20160530jakutyu
調べてみたら、場所は「東京都美術館」
う~~ん、東京かぁ。以前のように毎週出張で行っているなら、どこかで時間を都合してと思うのだが、今は、ほとんど東京には行かない。
でも、私の住む地方に回ってくるという情報もないし、「若冲」は見逃したくないし・・・・。

そう思っていたら朗報が舞い込んだ。
私の住む地方のJRには「50+(フィフティプラス)」というサービスがある。
50歳を超えている人だけが入会できる(と言っても会費は無料だが)サービスがあり、私はそれに登録している。
その会員誌に「若冲展ツアー」として新幹線と入場券のセットがかなりリーズナブルに販売していた。
ただし乗られる新幹線の便は早朝と夜に限られていたが、この価格は魅力だとさっそく購入した。

「若冲展」だから混雑は必至と思い、平日の日程で購入。
その後、NHKを初めとしてテレビで「伊藤若冲」を紹介する番組が連日放送され、これはますます混雑は避けられない様相だった。

で、当日。
朝7時の新幹線で出発し「東京都美術館」には9時過ぎに到着。
ところが、すでに入場を待つ人で大行列。
結局1時間20分くらい並んでの入場となった。

会場も混んでいたが、中でも今回のメインである「動植綵絵」はスゴイ人数。
それでも出来るだけ前列まで割り込んで見てきたが、東京の人たちはこういうことに慣れているのだろう。双眼鏡持参の人が多く見られた(その観賞方法にはちょっと疑問を持つが・・・)。

確かに「動植綵絵」は素晴らしかった。
でもいくつかの作品を見るうちに、「ああ、これはデザイナーになる頃にブームだった『スーパーリアリズム』の分類だな」と思うようになった。
もちろん、エアブラシもアクリル絵の具もない時代だけれど、きっと若冲が目指したのは「どこまで本物に近づけるか?」なのだろうなと感じた。

もう1つ若冲には魅力がある。
それは墨1色で、そして単純な線のみで書き上げるとてもデザインチックな図画表現。今回の中には「虻と双鶏」がそれに当てはまる。

全部で3フロアに分かれていたが、最後にあったのは米国人プライスが収集した作品。
私が初めて「若冲」を見たのは「プライスコレクション 若冲と江戸絵画展」だが、やはりこのコレクションの作品は良質だ。
個人的には「動植綵絵」よりも色の発色やバリエーションからすれば、こちらの方が好きだ。

見ている人の多くは、若冲の精密性ばかり話題にしていたが、私は、その瞬間の観察力と、墨で簡易化する技は、大好きな北斎に共通していると改めて感じた展覧会だった。

ちなみに混雑ぶりは図録を購入する時もあり、会計が20分待ちだった。
さすが、東京です・・・・・

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