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2016年1月12日 (火)

本当の真実って・・・・

昨年末の出張で、少し時間が空いたので、本屋で時間を潰していた。20160112_waikyokuhoudou
普通は時代小説を中心に、うろうろ見て回るのだが、この時は「歪曲報道」という文庫本が目についた。

最初のところを流し読みすると「南京大虐殺はなかった」という作者の主張(というか、アメリカ人との喧嘩の話)が紹介され、日本のテレビや新聞を初めとする報道は、嘘ばかりを言っていると書いてあった。

ちょっと面白そうだと思って、買ってきて読んでみた。
が、先に言ってしまうと、半分ぐらい読んで止めた。止めた上に、作者には申し訳ないが、捨てた。
私は余程のことがないと本は捨てないが、この本は捨てた。

最初は「へぇ~~」と思いながら読んでいたが、途中から朝日新聞を代表として各新聞やテレビ局が、いかにダメなのかの羅列と誹謗中傷だらけになった。
私は「本当のことは、何だったのか?」と知りたくてこの本を手に取ったのであり、作家が発する誹謗中傷や批判を読みたいわけではないからだ。

でも、本当に「歴史の真実」はどこにあるのだろうか?
この本を買ったきっかけとなった「南京大虐殺」は、本当にあったのか?
「従軍慰安婦」と言う問題は、韓国の言い分が本当なのか?
例えば、東京裁判ではアメリカ人の弁護士が
「戦争での殺人を罪に問うことが出来ない。もしそうであるならば、広島・長崎に原爆を落とした者の名を、私たちは言うことが出来る」と発言したことは、本当なのか?
本当なら、なぜ、今、その論点について、もう一度議論しないのだろう。
靖国神社への参拝が良いとか悪いとかの前に、「戦争責任」は片方の人間や国だけに負わせて良いのか?という議論をしても良い気がする。

私は歴史物が好きだから、普通の人よりちょっと詳しいと思うが、知れば知るほど「歴史は勝者のもの」と思う。
昨年、会津に行ってその思いは強くなったが、本当の出来事なんて、その時にその場所にいて、自分の目と耳で見たり聞いたりしないと分からないなぁと思う。

例えば、このブログにしてもそうだ。
「人が読むことがあるかもしれない」
そんな前提で文章を書いている。
同じように歴史上の資料だってそうだ。
まして人に宛てた手紙なんて、どこまで本当のことが書いてあるか分からない。
さらに「自分はそう感じた」と思っても、違う角度から見れば、真実は違うのかも知れない。

そう考えると、本当の真実というのは、きっと永遠に分からないのだろう。

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