« 介護問題は別次元で議論しないと | トップページ | それぞれのステップへ »

2015年3月23日 (月)

障がい者雇用の難しさ

今回は、前回よりも、もっと繊細な話題。
「障がい者雇用問題」だ。Syougaisya

仕事の関係で「企業の障がい者雇用の責務」は、ちょっとだけ知っている。
全従業員の(確か)2%は、障がい者を雇用しないといけないことになっている。
それが出来ないと数百万円の罰金を払うことになる(のだそうだ。総務の担当者が教えてくれた)。

ウチの会社では昔は数名、耳の不自由な人が勤務していた。
でもここ数年、人数が減って、どうやら多額の罰金を支払っていたようだ。
そこで、昨年から2名総務に障がい者が雇用された。

そのうちの1名は、事故が原因で「記憶障害」を持っている人で、教えられたことを記憶して覚えられないのだそうだ。

私の業務や部署と直接関わることがないので、特に困ることはないけれど、配属された総務を見ていると、かなり疑問に思ってしまう。

それでなくても総務など間接部門は、余剰人員は許されず、経費節減状態で業務対応している。
これなんかは、ちょっと私たちの業務にも影響しているので、結構ブーイングが出る。
一例をあげれば、経理の数字が間違っていること。スタッフが少ないので、パートで凌いでいるが、単純に経費の入力を間違えたりして、毎月の経費明細を見て「これおかしくないか?」と思うことが、ちょくちょくある。

そんな状態のところに障がい者の人が配属された。
健常者とは違うので、それなりにフォローが必要となる。
そうなると、健常者のスタッフは、今まで以上に忙しくなり、却って負荷が増えている状態になっている。

こんな言い方をすると、もの凄くブーイングされるかもしれないが、「1+0.5=0.6」みたいになっている。
これが例えば車イスの人でも、社屋内すべてがバリアフリーになっていれば、良いけれど、ウチの会社のように昭和40年初期の建物だと、やっぱりフォローが必要になる。

だったら罰金払っていた方が良いじゃんと、とっても反社会的な感想を持ってしまうが、これが障がい者を受け入れた側の企業の状態であることも確かなのだ。

大企業の場合は、障がい者だけを集めて別会社にして、法規制に対応しているところがあるが、私たちのような中小企業だと、そんなわけには行かない。

健常者だけでなく、すべての人たちに「働く機会を均等に」という気持ちは分かるし、本当にその通りだと思う。けれど、その受入れに対し、企業や個人が犠牲になって対応しているのは、本末転倒な気がする。
これも前回に引き続き、繊細でとっても難しい問題なのだと思う。

|

« 介護問題は別次元で議論しないと | トップページ | それぞれのステップへ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 介護問題は別次元で議論しないと | トップページ | それぞれのステップへ »