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2015年3月16日 (月)

介護問題は別次元で議論しないと

今回と次回は、ちょっと繊細な問題。
無責任なことは書けないけれど、でも現実的に周りには起きていることなので、これも得意な「備忘録」として取り上げることにした。Kaigo

今回はタイトルにあるように「介護問題」
なかでも介護を受け入れる側の問題について。
「介護報酬が引き下げられる」ことがニュースで話題になる。
でも「職員給与は引き上げへ」とも言われる。

私の周りに、介護業務に携わっている人がいないので、何となく噂で聞くレベルだけれど、とにかく介護業務は激務だと聞く。
そして、給与や勤務などの待遇も悪い。
パンフレットの写真にあるように、素敵な笑顔で対応し続ける職員は、一体どれくらいいるのだろう?
実際に、離職率も非常に高いと聞く。

私のような60歳が目の前に来ている人間からすると、この「介護問題」は、結構リアルな話しだ。
なのに……。
一生懸命働いて、税金も納めてきたのに、全く老後の状態が安心になってくれない。いや、最近はますます不安になる。

介護施設に申し込んでも何年も先まで入れないと聞くし、それなりのサービスを受けるなら、それなりの金額を支払わないといけないとも聞く。

こういうことを聞きつづけると、介護問題の根本から解決しないといけないのじゃないかと思えてくる。
今から15年くらい前、ドイツの環境ツアーに参加したことがある。
その時に、ドイツの環境学習の拠点で
「環境問題を、モラルとか志で解決しようとしてはいけない」
と言われたことを思い出す。

どうしても日本人は公共性意識が高いので、「モラルや志」に頼ってしまうけれど、それは、解決策の決め手にはならないのである。
この「介護問題」も同じ。
「モラルや志」に頼らず、「ちゃんとビジネスとして成立し、とっても利益が上がる」といったように、今までとは全く違う次元で議論しないといけない気がする。

消費税のうち3%は、全部介護ビジネスに回して、経営も環境も、そして働く人たちも、みんな「だって、良いお金になるし」と思って、次々ビジネス参加するような仕組みを早く作らないといけない。
そうしないと日本中、姥捨て山みたいな場所が増える気がしてならない。

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コメント

揚巻さん、お久しぶり。
そういえば、年末にTELがあって、それっきりになってましたが、
大した用事でもなかったんだろうと思ってました。

で、この問題は難しいね?
ただ、ちゃんとビジネスとして成立する形にならないと、
そういう「モラルある」人材が集まらないし、育たないのも現実。
実際、今、私がいる業界も、バカみたいにコストダウンと言われ、
「良いものを作ろう」と思うクリエイターが育たなくなっています。
あと10年もすれば、「デザインとは何たるや」と語りながら顧客と仕事できる
デザイナーはいなくなるんだと思います。

だから、やっぱり「ビジネスとして成立する」ことは大事だし、
ちゃんと正当な報酬が受けられる業界を保つことは、国レベルで考えないと
いけない大事な問題だと思っています。

投稿: nobulog | 2015年3月17日 (火) 23時23分

お久しぶりです。
私が知る限り「良い介護施設」は残念ながら「モラルや志」にあるのが現実で、大金払っても最低の介護施設はありますし、職員の男子は「寿退社」があるんですよね。
平均年収300万の世界と知りました。家族を養っていくには辛いですよね。
「良い介護」をしている施設の職員には、しっかり介護報酬を受けられるシステム作りをしてほしいと願っています。
「良い介護」がなんなのかを国が理解してくれるといいんですけど。
介護ビジネスを儲かると踏んで参入する企業の施設だけは行きたくないなあ〜
父がお世話になったホームは写真のような職員ばかりでしたよ。
私も予約したい、と言って笑われましたけど。
ま、できれば介護を必要としないよう生きていきたいですよね。
お互い、なんらかの薬を飲みながらの現実はあるけれど、如何に死んでいくかを考える年齢になりましたね〜

投稿: 揚巻 | 2015年3月17日 (火) 23時01分

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