« デジタルのゴミ | トップページ | 自分の居場所を作っておく大切さ »

2014年11月 4日 (火)

50代の覚悟

今年の5月「会社勤めでやりたいことだけに執着した人」という記事を書いた。
その後も、彼の仕事のスタイルは変わらず、そして当然の結果として成果も上がらず、この半年間の数々の課題の達成率は25%以下という散々な結果になっている。
50daisyain
そんな状況の中、10月に「上半期の人事評価」ということで彼と面談した。
当社の場合、自分で立てた目標と会社の人事評価の2本立て+上長との面談というなかなか労力を掛けた方法を取っている。

これはなかなか大変なのだが、あるセミナーで「人事評価」の方法を3社くらいの実例を聞いた中では、割と理想に近い形なのではないかと思っている。
(ちゃんと意味を理解して運用できればという前提だが)

事前に彼の自己評価を提出。
さすがに成績評価は「1」が付いていたが、他は「3」もしくは「2」
でも私の目線からの評価は、ほとんど「1」もしくは「2」という状態であった。

この差は、彼は「自分のやっていること」に疑問を持っておらず、そして私の評価目線との差だと思っている。
私の評価目線は「所属している部署の業務と年齢、勤続年数、職制」であり、設定された目標から大きく遅れているのは、「成績評価」以外にも原因はあると考えているからである。

その話を前提に、かなり厳しく評価し、やっていることが間違っていることを指摘した。
彼は私の部署の設立以前からの付き合いで、もう20年以上の付き合いだが、今回こんなに厳しく指摘したのは初めてだった。

もしかすると、今年度で私は役職者定年になるかもしれない。
そうなると彼の上司であるのは今年度が最後。だから、最後のチャンスを感じてほしいと、決していい気持じゃないけれど、厳しいことを言ったのだが、最後に彼にこう言われた。

「もっと早く、指摘して欲しかった」

これを聞いて、私は言った。
「50代の、しかも最も社歴が古く、課長職の人間が『指摘して欲しかった』なんて言うこと自体、甘いよ」

会社に勤めている50代は「お返しの年齢」なのである。
その人が新卒入社のプロパーであれば、なおさら育成していただいたことに関して「お返し」しなくちゃいけない。
それだけの「覚悟」を持って、勤めていくことが50代に求められているのだ。

彼との面談を、そんな言葉で締めくくった。

|

« デジタルのゴミ | トップページ | 自分の居場所を作っておく大切さ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« デジタルのゴミ | トップページ | 自分の居場所を作っておく大切さ »