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2014年9月 8日 (月)

しとしと雨、そぼ降る雨の今は昔

年のせいか、江戸時代小説ばかり読むせいか、それとも仕事の影響か・・・。Sobohuruame
ちょっとした言葉が気になることがある。
きっと若い頃から、そんな傾向があったのだろう。中学校の弁論大会で「言葉について」なんてテーマで壇上に立った記憶があるから。
ところが、その割には軽率な言葉を発して、人を傷つけたり誤解されたり、そしてがっかりさせたり・・・・・これは50代後半になってもなかなか治らない(反省)。

さて、今回はそんな「心に分け入る」言葉でなく、もうちょっと普通の言葉。
少し前までの「雨」を表現する日本語は、抒情に満ちた言葉が多かった気がする。
「しとしと」
「そぼ降る雨」
「小ぬか雨」
「涙雨」
「春雨」

なんて、こうやって書くだけで、ちょっとした詩として成立しそうである。

ところが、最近はこんな言葉とは、とても距離感のある「雨」が多い。
梅雨時でも、「ゴォ~~~~」という雨が多い。
2000年に私の住む地方では「東海豪雨」という大きな自然災害があった。
その頃から「○十年に一度の」という表現が使われ始めて「そんな想定外の天候だったのか」と思った。

でも、最近は違う。
1シーズンの中で「○十年に一度の」という言葉を何度か聞く。
もうそうなると「○十年に一度」ではなく、普通に起こり得る自然現象だと理解した方が良い。

8月中旬に広島や各地で起きた土砂災害などを見ていると、それくらい「いつも起き得ること」と思っていた方が、安全なんじゃないかと思えるからだ。

これはやはり地球温暖化の影響であり、日本地域は徐々に亜熱帯もしくは熱帯に近い状態に近づきつつあり、完全に移行するまでは、この不安定な天候は続くと、あるTVで言っていたのを見た。

これはこれで憂えることだし、これからどう災害も含め対応し検討しなくちゃならないのだろうけれど、もう1つ「雨」の表現も変わっていくのかなぁ~~と思えてしまう。

演歌やフォークに見られたような、湿度のある、そしてしっとり感のある雨の歌はなくなり、我々世代が「日本の叙情」として感じる雨の風景もなくなっていくのかもしれない。
う~~~ん、ちょっと残念な気がする。

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