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2014年8月18日 (月)

品質や待遇とコスト

ある時、NHKで「産休・育休に対するハラスメント」について放送されていた。
「企業側の無理解」
「女性の働く場の提供」

など、聞いていても「その通り」と思う話だった。
Matanitih
40歳前半までだったら「まったく日本の企業は遅れているなぁ」と思っただろうけれど、管理職になり自部署の経費とか会社の売上とか見るようになり、ちょっとだけ違うことを思うようになった。

「それは分かるけれど、経費の問題があるんですよ」
企業はいろいろ言っても赤字じゃ経営が成り立たない。
だから「どれだけ高い生産性を保ち続けるか?」がどんな企業でも大きな課題になっている。

最近は本当に有能な女性が多い。
我が社も、そして私の部下も、女性の方が活躍していることの方が多い。
でも20代後半から30代前半の一番柔軟で、しかも仕事も分かり始めてきた時期に、どうしても「産休・育休」という問題にぶつかる。

これが企業にはとても悩ましい。
有能だから、ずっと勤めていてほしいけれど、産休・育休・時短の対応をしてあげられるほど、企業としてはゆとりがない。
ほとんどの企業って、こんな状態なんじゃないだろうか?

中国の食品問題が、毎年繰り返しニュースになる。
実はこれも「経費と生産性」が生んだ問題だと思っている。
国内で生産していたら、高くてモノが売れないのである。

日本という国は「高い付加価値」に対して、目で見えるものにはこだわるけれど「品質」「サービス」と言ったすぐに確認できないモノには「企業努力で何とかしろ」と言った空気がある。

とにかく今、一部の企業を除いて、多くの企業は「どう利益を確保しつづけていくか?」の頭を抱え、そして「健全な働く場」を提供しろと言われ、「確かな品質のモノ」を約束しろと言われる。

この3つの課題に対し、企業側だけでなく市場も、消費者も、政治も、いろんな人たちが理解し考えていかないと、企業は疲弊し、無くなっていくような気がしてならない。

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