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2014年7月14日 (月)

ネコの距離

動物写真家・岩合光昭さんって知っているだろうか?
有名な方だが、NHK-BSで「世界ネコ歩き」という番組があり、その影響は大きく、いつしか「ネコ写真家」のようになっている。Nekoretu

私は結婚生活中に、元奥さんが飼っていたネコとともに暮らしていた。
生まれが商売屋だったために、動物をほとんど飼ったことがなく、最初は扱いに慣れなかったが、そのうち慣れネコ好きになった。
犬は小さい頃、兄貴が近所の犬に咬まれたのを目の前で見たため、元々苦手だったが、ネコと暮したおかげで、動物との関係の持ち方が少し分かり、昔ほど苦手ではなくなった。

そんなことで、たまに放送される「世界ネコ歩き」は、見かければ見ていた。ある時、会社の同部屋の30代のものすごいネコ好き女性が、その番組を見られないということが分かり、録画してあげることになった。

出来るだけ綺麗な画質が良かろうとブルーレイで録画しているが、そうすると相当数の本数録画できる。
その中で「猫識」というコーナーでネコの特性を説明してくれるのだが、「ネコの列」は面白かった。
岩合さん曰く「見事にプライベートの空間を保っている」と解説していたが、確かにネコの集会の写真とか見ても、ネコ同士は「お互いに手が届かない距離」を保って、集会している。

これが、兄弟とか一緒に住んでいる同士のネコならば、体を密着させるのだが、それは安心感があるからすることで、そうでない関係では、「お互いに手が届かないギリギリの距離感」を見事に保つ。

これって人間同士でもあることで、私などは無意識に「手の届かないギリギリの距離感」を他人と保とうとしている。
その方が、疲れないし嫌な思いもしないし、自分も安心できる。

ただこの「ギリギリの距離感」は、人によって異なっており、その距離感があっている人とは、良い関係を保てるが、そうでない人とは悪い関係になる。
今の若い人は、ネットとかスマホがあるから、私たちの世代より「ギリギリの距離感」が広いのかもしれない。

そう考えると、最近の人は、コミュニケーション能力が低いと言われるが、少し納得いく気がする。
「ネコの列」はそんなことを教えてくれ、そして人もネコも同じような感覚を持っている生き物だと思わせてくれるシーンだった。

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