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2014年5月12日 (月)

会社勤めでやりたいことだけに執着した人

この春、4年くらい前に関西地方に転勤していたスタッフが戻ってきて、我が部に配属された。

彼とは長い付き合いで、20年以上になり、私が50代半ばを過ぎているように彼も50代に突入している。
彼は我が部門の創設時からのスタッフで、最初のうちは私の同じ課長という役職だった。Yaritai

営業出身で、制作の経験のない彼だが、独学で勉強し当時創成期だったWEBを主業務としてやっていた。
そこまでは良かったが、少々性格や考え方が災いし、自分のやっている業務や分野に固執し始め、仕事量も幅もイマイチの状態となり4年前に、関西の本部長からの要請もあり、転勤となった。

その後も関西地区の営業を通して、彼の動向や評判を耳にしたが、どうも芳しくない。
そんな状態が続く中、社長から「転勤したままにせずに、戻すことも考えるように」と言われ、まず関西の事業部で検討。

彼の要望も聞き本社に戻ることになるのだが、彼の「やりたいことと部署」について受け入れる部門がない。
で、社長判断で、元配属されていた私の下に戻ってきた。

しかし、4年前の状況とは大きく違っている。
まず社内売上金額のノルマがあること。それに彼はずっと課長のままだが、彼の部下だったスタッフも含め、周りは課長や部長に昇進している。
そんな不安要素もあり、。取りあえず年上だし、元々上司だった私の部が収まりやすいということで配属されたのだが、こちらとして決して「望んで」来てもらったわけじゃない。

状況の変化や設備・備品などの手配について分かってもらおうと、年末から年明けに2度ばかり説明して、暗に「戻ってきてからすぐにノルマがあるから準備しておかないと不味いよ?」と言っておいた。

でも、戻ってきたらやっぱり期待は裏切られ、まったく準備していない。
状況が変化していることに、最初はちょっと気づいていないようだが、1ヶ月以上経ち、やっと感じ始めてきたようだ。
なので、4月に戻ってきた頃より、少し意気消沈しているようだが、これも仕方がない。

彼は彼なりに「必要な分野」としてある分野に特化しているが、受注力向上の為に絶対不可欠な状態でなく、さらに言えば、同じような分野を若いスタッフたちがデキるようになってきている。

自分のやりたいことを見つけて会社で頑張ることは悪いことじゃない。
私もそういうふうにやってきたけれど、それだけで成立するわけもなく、妥協や顧客や営業の要望にも対応してバランス感を持ちながらやらないと、彼のようになってしまう。

長い付き合いなので、彼は彼なりのバランス感やビジネス感を持っていることは分かる。でもそれを周りが受け入れていない、もしくは必要としていないこと感じる能力がないのだと彼を見ている思うのである。

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