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2014年4月21日 (月)

良い顔の年齢

前回は仕事の忙しさや、どうしても書いておきたい話もないことなどが重なり、休んでしまった。
そして、さらに今回も話もかなり「どうでも良い」話題なのだが、以前から気になっていたことでもあり、備忘録というか、ずっと後になって「あの頃、自分はそんなこと考えていたのか」と思えるのも良いかと思い、書いておくことにした。Takakuraken

最初に断っておくが、私は高倉健という俳優は好きだ。
昔、日本映画が不振だったころ、外人の映画評論家が「日本映画は高倉健と緒形拳の二人のケンが交代で主役をやっている」と揶揄(やゆ)されたことがあるらしいが、それくらい日本を代表する渋い男優だ。

私自身、どちらかというと若い頃の任侠映画時代よりも「幸せの黄色いハンカチ」「遥かなる山の呼び声」「駅・STATION」「居酒屋兆治」など、渋い頃の健さんが好きだ。

けれど、少し前に映画となった「あなたへ」は、ちょっと辛かった。
健さんは1931年生まれ。80歳を超えている。
俳優さんはメイクなどで、ある程度年齢を創り上げることは出来るだろうが、さすがに80歳を超えると少し厳しい。

「あなたへ」は妻の死をきっかけに刑務官をやめ、妻の故郷まで旅するロードムービーだが、80歳は別にして「もう現役で働いている年齢の顔」じゃなくなっていて、見ている側としては違和感たっぷりだった。

凛々しく渋く、男臭い健さんの顔でも、80歳を超えれば、やはりそれなりの年齢の顔になる。
その顔に合っていれば良いけれど、そうでないとそれは、その俳優にも気の毒な結果になる気がする。

人にはその人らしさを一番感じる年齢の顔があるのかもしれない。
それは、人によって異なっており、ある人は10代、ある人は40代だったりする。

私が若い頃、田原俊彦という、あまり好きじゃなかったアイドルがいた。
唄は酷いし、決して賢そうでもなく、なんでこいつ売れているんだろうと思っていた。

ところが彼が30後半から40代になったころ「良い顔になった」と思ったことがある。今の彼は「老けたなぁ」と思うから、思えば、彼の一番良い顔の年代が、その頃だったのだろう。

などと、有名人を挙げて「その人らしい年齢の顔」を偉そうに書いているが、さて、私自身の「らしい年齢の顔」っていつなんだろう?
もうとっくに過ぎているのか?
それとも今なのか?
そして、まだまだこれからなのか?

こればっかりは、自分には分からず他人しか分からないことなのだろうと改めて感じている。

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