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2013年2月12日 (火)

作家の読み頃

前回の話に少し関連している。
どこが関連しているかと言うと「フィットする時」という点だ。
Eiza
どうも私は「世間で売れているから」とか「話題になっているから」といった理由で音楽を聞いたり、本を読んだりしない傾向がある。
若い頃はそうでもなく「新しい音楽」なんてものに飛びついていた時期があるが、今はすっかり「自分のフィット感」を最優先するようになっている。

このブログの最初の頃には、「読んでいる本」とか「好きな作家」の話題を紹介していた。
最近はすっかり話題にしていないが、相変わらず江戸時代小説を中心に読み漁っている。

最近お気に入りなのは「岡本さとる」という人だ。
プロフィールを読むと、いくつかの時代劇の脚本家を経て、作家になったようで、私より少し若い。
今のところ「取次屋栄三」「剣客太平記」の2本しか文庫として出ていないようだが、新刊を結構楽しみにしている。

脚本家だったせいか江戸時代小説のツボを心得ていて、主人公とその周辺の心優しいレギュラーたちを中心に話をすすめ、時に「ほろり」とする場面に出会う。

そんな中「作家の読み頃」と言うことを最近感じる。
名前を出すのはいけないのかわからないけれど、最近の「宮部みゆき」「平岩弓枝」あたりは、読めなくなっている。
これはこの人たちの作品の質が悪くなっているというより、私が求めている感覚とのズレが出てきているのだろう。

「藤沢周平」もそうだ。
彼の作品はあまりたくさん読んでいないけれど、それでも「ワクワクしながら」読める作品と「ちょっと辛かったなぁ」という作品がある。
面白いことに長編シリーズ、例えば「鬼平犯科帳」「御宿かわせみ」「剣客商売」などは、その作家が乗っているせいか、とても躍動感ある内容が多い。

同じシリーズでも「新・御宿かわせみ」は、ちょっと辛くなってきている(これは、設定の問題もあるけれど)。
いずれにせよ自分にとっての「読み頃の作家」に出会うことも本を読む楽しみともいえる。

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