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2010年5月 7日 (金)

今の映画は日常、昔の映画は芸術?

ブログとは便利なものだ。
今回の話を書こうと思って「いつだったけ?」と調べたら、ちゃんと分かった。
「スカパー!」を利用し始めた時期のことだ。
あの日から「同じパターンの日本映画」に書いたように、毎月コツコツと見たい番組を調べて録画予約しているのは、今も続けている。

Nihoneiga

「スカパー!」にはいろんなチャンネルがある。
そんな中で、毎月ちょっと楽しみにしているのは「日本映画専門チャンネル」だ。
その名の通り「日本映画」ばかりを放送する。
それも、ものすごく古いものから、少し前に公開されたものまで、いろんなジャンルがあるので、私のようにポリシーなく見ているものには嬉しい。

3月の終わりに4月のプログラムを見ながらちょっと思った。
確かに「同じパターンの日本映画」に書いたように、最近の日本映画は同じようなパターンが多い気がする。
けれど、それだけじゃなくって今の日本映画には「何か?」がない気がする。
そう思ってプログラムを見てて感じた。

「監督の魂」

そんなものが70年代の日本映画にはフィルムに、焼き付けられている気がする作品が多い。
それを感じたのは「神代辰巳」という映画監督の特集をやるという記事を見ていたからだが、この人はあまりメジャーじゃなく、一部のマニアな映画ファンしか知らない(はずである)。
私が知っているのは、この人が「日活ロマンポルノ」の監督をしていており、私だって若い時には、結構その手の映画も見に行っていたから、知っているだけだ。

でも「ロマンポルノ」ばかりじゃなく「青春の蹉跌」とか「噛む女」の他、ロマンポルノでは名作と言われた「赫い髪の女」とか、「神代イズム」がフィルムに盛り込まれている作品が多い。

ただ、この人だけが特別だったのかと言えば、やはり70年代は、そんなエネルギッシュな監督が多く、しかもそんな「監督の魂」を受け入れられる「映画製作の仕組み」があったのではないだろうか?
現代のように「○○制作委員会」と称していろんな関連企業からお金を集めて映画製作する場合「映画監督の個性の固まり」のような作品はなかなか作られないだろう。
そして、市場的にもニーズされていないのかもしれない。

「がっついた監督の魂が盛り込まれた日本映画」
ちょっと懐かしくて観てみたい映画たちだ(実際には、疲れるかもしれないけれど)。

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コメント

nonnonさん、コメントありがとう。
映画にしろ、音楽にしろ、時代が反映されていることは間違いないようです。
そういう意味では、70年代はエネルギーに溢れ、
そして今は、疲れてしまった時代なのかもしれませんね。

投稿: nobulog | 2010年5月10日 (月) 08時11分

「青春の蹉跌」・・・真面目な映画でしたよね。
萩原健一が内向的で屈折した役柄をよく演じてましたよね。
(後で、彼、実生活でも確か薬物で事件起こしましたっけ?)
確かに昔の映画は、観ていて‘苦しい’疑似体験をしたり、考えさせられる力作が多かったように思います。
現代は、‘現実’がストレス多いので、‘癒し’になる軽いタッチの
映画が主流になっているのかもしれないと思います。

投稿: nonnon | 2010年5月10日 (月) 00時38分

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