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2010年2月16日 (火)

「撮り鉄」を辞めた理由

若い頃、鉄道に興味があったことは、このブログで何度も触れた。
昨年の11月にも「鉄道写真の魅力」というタイトルで「鉄道の写真」について記事にした。
「鉄道の写真を撮影する」いわゆる「撮り鉄」と言われるが、私は蒸気機関車の「撮り鉄」だった(当時はそんな言葉はなかったが)。

Toritetumeiwaku

そんな「撮り鉄」の人たちが撮影場所に拘るあまり線路に侵入、列車を停めてしまったというニュースを知った。
しかも、JRの係員が説明に駆けつけたのに「30分!」もどかなかったというのである。
ネットとかテレビでの聞きかじりの状態なので、本当はどんな事態だったのか分からないけれど、このニュースを聞いたとき
「あ〜〜、だから写真を撮るのをやめたんだった」
と思い出したことがあった。

写真を撮らなくなったのは、もちろんメインで撮影していた蒸気機関車が普通に走らなくなったからだ。
今でも時々「記念列車」「季節限定列車」での蒸気機関車はあるけれど、何故だか「生活の中にある蒸気機関車」に私は魅力を感じていた。

でも確かに蒸気機関車のあの独特の「音」と「匂い」は大きな魅力だ。
高校生になって、しばらくは先の「記念列車」の撮影には出掛けていた。
そんなある日、数台のモータードライブ付の超高価なカメラをズラリと並べた大人の人たちに
「おい、そこ邪魔だ!写っちまうだろう!」
ともの凄い声で怒鳴られた。

たしかに、私たちは(数人で出掛けた記憶がある)その大人たちの前の方に陣取っていて、邪魔な位置だったと思う。
でも、どうしてあんなスゴい剣幕で怒られなくちゃならなかったのか分からない。

「鉄道の写真を撮るファン」がいる風景が実際の風景なのに、それを「邪魔だ!」と退かして撮る写真に何の意味があるのだろう。
そしてもっと友好的なマナーの元で楽しむのが、同じ趣味を持つ人たちの繋がりなんじゃないだろうか?
高校生ながら、そんなことを思った。
そして、鉄道写真を撮りに出かけるのを辞めた。

今でも旅行に出掛けたりして蒸気機関車に出会うことがある。
当然、人気は高く、たくさんの人が駅のホームで撮影している。
もちろん私も「記念」として撮影するけれど、ある程度の「人」が写るのは仕方ないと思っている。
だって、それがそこにある「風景」だからだ。

今回、列車を停めてしまった「撮り鉄」の人たち。
何か目的を取り違えてしまった「趣味」の人たちだったのだろう。
悲しくて淋しいニュースだった。

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コメント

あやめさん、初めまして&コメントありがとうございます。

そうですか、あやめさんのような現役で、しかも女性でもそんな嫌な思いするんですね。
最近、新聞では「撮り鉄」は悪い意味で使われつつあるようで、ほんの一部の人たちにせよ、「マナーの悪い連中」のおかげで、健全な趣味が成立しなくなるのは残念です。

あかねさん、ぜひ「良いマナー」を広げながら撮り鉄ギャル頑張ってくださいね!

投稿: nobulog | 2010年3月 1日 (月) 13時12分

こんばんは。はじめまして。

私は今日500系のぞみラストランを米原駅でビデオ撮影にいきました。
ものずごい人とカメラの山。 その男子の中に入ってカメラの邪魔にならないようにと心がけて、皆さまより一歩下がって撮影。

いよいよ500系が通過するときに、私は手元で“バイバーイ”と手を振りながら撮影していました。
そして通過後、私より3~4人後方に立ってカメラを構えていた男から「手を振るな!馬鹿野郎!」と怒鳴られました。

最後の馬鹿野郎にカチンときて「なんでおまえに馬鹿野郎なんて言われなあかんねん」と私もくってかかりましたが、「手が写るやないか」と。
「写らんように振っとったわ。あんたがへたなだけやろ」と私も売り言葉に買い言葉で暴言はきまくってきちゃいましたが、せっかくのラストラン、後味が悪くなりました。

自分だけのホームと勘違いしているやから、います。


前日にN700と300系を撮影に行った時は、友好的な方々と同じポイントでおとなしく撮影していただけに、めちゃくちゃ腹が立ちました。

たしかに手を振ったのは邪魔になっていたかもしれませんので、私の反省点ではありますが、カメラもつとどうしてああも人格変われるのか不思議です。

私もちょっと控えめな撮り鉄になろうかなと、トーンダウン中です。

ファミリーで新幹線と撮影する方々、手を振る方々、ありがとうとプレートを持つ方々、いくつものケータイが前ににょきにょき出て撮影しにくい状況、すべておっしゃるとおり、「風景」です。

これにめげず撮り鉄ギャル、ガンバリマス!!
おじゃましてすいませんでした

投稿: あやめ | 2010年3月 1日 (月) 00時00分

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