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2009年12月18日 (金)

ブタがいた教室

2回続けて、ドラマ系の話。今回は映画だけれど・・・・

意外と言っては失礼かもしれないが、面白かった。
知っている人は分かるだろうけれど、実話を元にした映画の話だ。
Buta
あらすじは、ある映画紹介ホームページに掲載されたのを引用した。

「卒業までの1年間でブタを飼育し、最後にはみんなで食べたいと思います」─新任の星先生の提案に6年2組は騒然となる。校庭の片隅に小屋を作り、掃除、 エサやリなど生まれて初めての経験に戸惑いながらも、成長してゆくブタに愛着を抱いてゆく子どもたち。“Pちゃん”と名づけ、家畜ではなくペットとして慈 しむようになるが、卒業の時は迫り、Pちゃんを「食べる」「食べない」で教室を二分する大論争が巻き起こる。

どうやら1990年に大阪のある学校で実際にあり、その後ドキュメンタリーで紹介された後、ものすごく話題になったのだそうだ(知らなかった・・・・)。

この映画の見所は、何と言っても児童たちの大論争場面。
これも、ある映画紹介ホームページに、こう紹介している。

オーディションで選ばれた26人の子どもたちに手渡されたのは白紙の台本。初めから用意された結論ではなく、ひとりひとりの感情や言葉が紡ぐ白熱のディベートシーンを経て、彼らは自分たちで答えに辿り着く。

この部分、最初は妙に大人の気持ちで見ていた。
「だって人間は命あるものを摂取しないと生きられない業(ごう)を背負っているからさ」
なんて思っていたのだが、この子どもたちの言葉を聞くうちに、自分自身もの凄く真剣に考えさせられた。

「食べる」「食べない」ではなく「責任」という定義(子どもたちは、そんなつもりじゃなく話すのだが・・・)。
◎一度飼ったら最後まで飼うことが責任だ。
◎でも卒業しちゃうために下級生に飼うことを頼むのは責任転嫁だ。
◎世話して面倒見た者の責任として食べることが必要だ。

どう思います。
「本当の責任」って何だろうって思いました。
さらにこんなことも。
◎飼ったPちゃんは可愛いから食べられないけれど、他の豚は良いなんて差別だ。
◎これだけ世話して来て、一緒に遊んだのにPちゃんを食べるなんて出来ない。

この映画の良かったのは、この子どもたちの演技でない声が、そのまま見てる人への「問いかけ」になっていた点だ。
そしてその「問いかけ」に答えは出さずに映画は終わるけれど、実に考えさせられた。

子どもたちの言っていることは「どっちも」正解だと思えた。
それが「人間の業(ごう)」と言うのは、簡単だけれど、一生懸命悩んで考えることが大切。
そう、この映画は言ってくれた気がする。

見てない人は見てみてください。
子供さんがいてもいなくても、考えさせられます。

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コメント

nonnonさん、コメントありがとう。
そうでしたね、nonnonさんのお仕事。

ぜひ、大人も親も子供もみんなで見てください。
そして、その後、いろいろ意見を聞いてみてください。
絶対、面白いと思います。

投稿: nobulog | 2009年12月22日 (火) 08時13分

とても面白いですね。私は今、子供達に付き合う仕事をしていますので、チャンスがあったら、この「ブタがいた教室」
のビデオをみんなに見せてあげたいと思います。

投稿: nonnon | 2009年12月21日 (月) 21時01分

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