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2008年11月14日 (金)

境界線人格障害をテレビで

まったくの偶然だったが「境界性人格障害」という病名を正面から取り上げたテレビを見た。
毎週土曜の夕方に放送される「報道特集NEXT」という番組だが、11月8日に放送された特集でやっていた。

「境界性人格障害」
という病名は一般の人は全く知らない。
心の病気のことは実はこのブログで少しだけ書いた事がある。
「人の振り見て」「心の病の難しさ」なのだが、特に「人の振り見て」には「境界性人格障害」との関わりについて少しだけ書いた。
Kyoukai
この病気の事をマスコミで報道される時には「うつ」などと一緒に「その他の心の病」として紹介されるが、実はそんなに単純なものでない。
というより「心の病」って単純に病名で区別出来るんだろうかと思っている。

「境界性人格障害=ボーダー」の他に、「総合失調症」とか「適応障害」「パニック障害」とか表れる症状によっていろんな名前で病名が言われるが、そのすべてに通じている気がするのは「心の中の拭いされない不安感」のような気がする。
もちろんこれは、私のほんの少しの経験で書いているので、まったく医学的じゃない。

さて、この番組では3名の境界性人格障害の人を紹介していた。
2名は顔をモザイクで隠していたが、1名はモザイクをしていなかった。
そして、この記事を書くために検索していたら、そのモザイクをしていなかった人のブログに行き当たった。

テレビで流されたスタッフへの「すがりつき行為」について、ご自身のブログが書かれているので、興味のある方は訪問されると良いが、これも私の経験で言えば、こういう人の発信する情報を読む時には、自分の心のエネルギーが大量に消費されるので、その辺りは十分に配慮が必要だ。
* uta+cotori * (うたとことり)〜虐待サバイバー美鳥のblog。解離性障害・自我同一性障害・境界性人格障害・パニック障害・強迫性障害などの闘病記。他、写真・駄文・詩・いじめ・SM。人が大好き関西人。毎日の光と影を、ありのまま綴ります。」

この番組の中で作家の重松清が一応「取材者」としてコメントしていたが、それにしては「掘り下げ」が足りない気がした。
特に、この病気は本人だけでなく、周囲の人の辛さや長い時間の治療が必要な事など、もっともっと多くの現状を知らせて欲しかった。

そして、私自身の疑問「この病気は、本当に治るんだろうか?」という事には答えてくれなかったことが、この番組に品質の低さを感じたのだが、あまり知られていない病気だから、仕方ないのかもしれない・・・・・。

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コメント

はじめまして!実は私はあの番組をみて、自分が境界性人格障害だと知りました・・・・最初はうつ病と診断されていた私です。でも何か違う気がしていました・・・・そんな時あの番組に出会ったんです。きっと私はまだ重度には至らないとの事ですが、これからはそちらの方への治療を進めていくつもりです。

投稿: kumi | 2008年12月 6日 (土) 21時40分

この話題、お、重いですね。
コメント真剣に書くと一冊の本になるかもしれん(笑)

重いけれど、番組を見ていない私を含め、一人でも多くの人の目に留まるといいな、と思います。

「心の病」の「病名」は医者が「薬を決めるため」に「スケールに照らし合わせている」だけの様な気がします。

血液検査やMRIなどの検査が出来るわけでは無く、問診だけですから仕方ないですよね。ある意味「統計学」的な感じがします。

患者や家族はその「病名と、病気であることを受け入れる」ところから始めるしか無い。

>「この病気は、本当に治るんだろうか?」

わからないけれど「完治」ではなく「完解」はするのかもしれないですね。
時間はかかるかもしれないし、サポートする家族の力も必要でしょうし、それらの環境が整っていないと厳しい病気ですよね。

>自分自身の「アイデンティティ」をきちんと掴めているかが大切

「心の病」の病名にもよるかもしれないけれど、私もそう思うところがあります。
でも、病名によっては違うかもしれない。
深くて、難しいね。

とにかく、みんな、笑って暮らせるようになりますように…

投稿: 揚巻 | 2008年11月14日 (金) 19時58分

nonnonさん、コメントありがとう。
ちょっと難しい話題でしたね?

>>運悪く、そういう状態に陥ったら、何とか環境変えて、出直す、
>>少しでも、健康的な生活ができるように、生活を改善する、・・・
>>意思と努力で、めげないこと・・・じゃないでしょうか。

でも、それが出来れば「心の病」にはならないのではないでしょうか?
私も職場ではたっぷりとストレスを受けてますが
「俺にとって最も大切なのはクリエイターであることだ」
という心の「拠り所」を持つことで、健康な心を保っています。

難しい言い方ですが、自分自身の「アイデンティティ」をきちんと掴めているかが大切なんだろうと思います。

投稿: nobulog | 2008年11月14日 (金) 11時13分

今、この病気、よく聞きますよね。パニック障害は、持っている心の‘免疫力’を外の刺激が上回った時に、出る症状と理解していますが。おっしゃるように‘病名’で、区分けできるもの?
私も疑問に思います。親しい友人が‘統合失調症’と診断されていますが、知的で、相談事では結構頼りにできる人です。
‘うつ病’にいたっては、経験者を入れると、そこらじゅう、うようよ!この時代、若い人達のきつい仕事ぶりなど見聞きするにつけ、
もう精神障害が出るのは当たり前、と思えます。
運悪く、そういう状態に陥ったら、何とか環境変えて、出直す、
少しでも、健康的な生活ができるように、生活を改善する、・・・
意思と努力で、めげないこと・・・じゃないでしょうか。

投稿: nonnon | 2008年11月14日 (金) 10時44分

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