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2008年11月10日 (月)

2008年のF1〜敗者の美しさ

昨年のF1は劇的だった。
それは「F1〜出来過ぎなフィナーレ」に書いたように、「ライコネンvsハミルトン」の大逆転レースで幕を閉じたからだ。
F10811031jpg
そんなことは「何年かに一度」と思っていたら、今年もすごい最終戦だった。
今年は「マッサvsハミルトン」
どうもハミルトンは、若いせいか、そういう性格なのか、プレッシャーが掛かると一人でドタバタする。
普通にレースしていれば、圧倒的に年間ポイントでリードしていて「楽勝」のはずなのに、最終戦が近づいてくると変なミスをする。

だから、昨年は最終戦であと「1ポイント」で年間チャンピオンになりそこねた。
今年の相手は「マッサ」である。
しかも、最終戦は「マッサ」の地元であるブラジルで行われるのだ。

「こりゃ〜〜〜、何か面白い事が起きそうな」
そう思って録画しておいた。
今年はカレンダーの関係で、次の日が休みだったから、夜中に起きてみてても良かったが、毎年ブラジル戦は朝4時くらいまでライブでの放送なので、最初から諦めて録画にした。

それでも気になるので、朝起きてネットで結果を先に見た。
結局「ハミルトン」「史上最年少チャンピオン」を決めた。
しかし、その瞬間が最高に興奮した。
F10811032
「マッサ」の大逆転条件はこうだ。
マッサ=優勝、ハミルトン=6位以下

大体年間チャンピオンになろうと言う人が「6位以下」なんて事は、ほとんどない。
あるとしてもマシントラブルなどでの「リタイヤ」だ。
だから、普通に走っていれば、ハミルトンはチャンピオンになれるはず。

しかし、レースの神様はいたずらをする。
レース開始直前に、突然の大雨。
これで、各チームの戦略は大幅見直しになる。
レース当初は濡れた路面で滑るマシンもいたが、徐々に落ち着いたものになった。
ラスト10周くらいまで「マッサ=1位、ハミルトン4位」の状態が続いた。

「せっかくマッサが優勝しても、ハミルトンのチャンピオンだな」
普通なら、この予想通りで終わる。

ところがここからが劇的。
またも雨が降り出しタイヤ交換。
しかし、残り周回が少ないために、タイヤ交換しないギャンプルに出たマシンも数台。

マッサは交換し、安全にそして確実に1位のチェッカーを受けた。
しかし、ハミルトンはタイヤ交換や路面状況への対応で6位に落ちた。

「うわ、このままなら昨年と同じで大逆転チャンピオンじゃん」
誰もがそう思って最終ラップを見ていた。
そして、最終コーナーに・・・・・。

なんとギャンブルしていたマシンが雨量が増えたためにスピードが上がっておらず、ハミルトンに抜かれた。
チェッカーフラッグまであと1キロ(10秒くらい)での、またまた逆転。

一時はチームも情報は混乱。
テレビ中継も絶叫絶叫である。

最後は、1位になったけれどチャンピオンになれなかったマッサのマシン上での泣き顔と地元観客に対するお礼の態度が、何とも言えず美しかった。
「人知を尽くして天命を待つ」
この言葉通りのことをマッサはやり遂げたけれど、今回は女神はハミルトンに微笑んだ。

こんなレースを見ると、また観戦虫がうずきだす。
来年は鈴鹿で開催される事もあるし・・・・・

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