« 「真実」は、すべて良いことか? | トップページ | 泣ける、清原の引退 »

2008年10月 2日 (木)

Favorites43 梟与力吟味帳

5月に「時代小説」の終わりに書いたこのシリーズ。
「面白いかどうか」と読み始める前のことしか書いてなかったが、実は面白かった。
このシリーズは、現在5巻まで発売されているが、「アッ」と言う間に読んでしまった。
しかも、まだまだ継続中の物語なので、これから発売されるたびに読むことになるだろう。
Hukurou
江戸の街の暮らしぶりは「平岩弓枝さん」「池波正太郎さん」といった大御所と比較すると、最初違和感があった。
このお二人は、実に季節感を食べ物で「上手く」表現するのだが、その点はやはり叶わない。

しかし、この「梟与力シリーズ」は、その大御所にはない「ちょっと今風」の江戸話になっている。
まさに「時代小説」に書いたように「史実を押さえておけば、後は自由に書ける『SF』だ」と言える。

このシリーズ主役は幼なじみの3人で、当然いろんな事件が発生し続いていく物語なのだが、時に「くのいち隠密」が出たり、時に「出世・左遷」といった現代につながる「宮勤めの悲しさ」が出たり、そりゃもう作者の「やりたい放題」な感じがあるが、決して荒唐無稽でない。

私がこういう「シリーズ系」の物語にハマっていくのは、登場する「お馴染み」の人たちの躍動感と親しみ感にある。
この「梟与力」では、主人公の上司が、かの有名な「遠山の金さん」こと「遠山金四郎」なのである。
そして、3名の幼なじみ主人公が、いつも飲み食いする場所が「遠山の金さん」の「元妾」と噂される「謎の女将」なのである。

その他に3名の幼なじみが学んだ「寺子屋」の老師匠、そこに入り込んだけれど主人公側に寝返っていく「くのいち隠密」など、あり得ない展開なんだけれど「わくわく」しながら読んでしまった。

5巻というのはあっという間で「次はどうしようかな〜〜」と思っていた。
ちょうどその頃「最後の法事」で実家に帰ると、不思議なことに兄貴がやはり時代小説を読んでいるとか。

兄貴夫婦はしっかり者なので、図書館で借りているのだそうだがその時聞いた作者の名前が「佐伯泰英」
さっそく本屋に寄ったのは言うまでもない。

|

« 「真実」は、すべて良いことか? | トップページ | 泣ける、清原の引退 »

コメント

nonnonさん、いらっしゃいませ。

まぁ一人暮らしですから、仕事以外は好きに時間を使えますので、本を読む趣味は続けられます。
でも、そんなに沢山趣味はないですよ(^-^;
それにお金掛ける趣味は経済的に無理だし・・・・・・

そう「イシダ。」さんのブログいいんですよ。
ブログにも書きましたが、文章のリズムも良いし、内容もホンワカしてて。
「きっとこんな感じの人だろうな〜〜」
って感じで、「イシダ。」さんの人柄が伺える癒し系ブログです。
私も楽しみにしてます。

「夫婦」には、いろんな形があって、私のように離婚しても子供に会える関係も、一つのあり方だと思ってます。
100人いれば100通りの生き方がある、その通りですね。

投稿: nobulog | 2008年10月 2日 (木) 19時45分

nobulogさんは、わくわくする趣味を沢山おもちでいいですね。私は、今は雑用ばかり多いのですが、時間ができた折には、その時代小説、しっかり参考にさせていただきます。
ところで、‘イシダさんち’のブログは、癒し系で、とても楽しいですね。仲のよい、30(?)
代ご夫婦の、ホンワカした暮らし振りが伝わってきます。・・・・しかし・・・我が家で、ご飯粒つけて、夫が‘バカだね’と言ったら、本当にバカだと思って言ってるので、喧嘩になりますよ。ズボンが下がって‘やめてください’と言われたら、‘だらしないオバサン’と眉をひそめられてる・・・。年代もありますが、夫婦もいろいろですよね。

投稿: nonnon | 2008年10月 2日 (木) 19時21分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 「真実」は、すべて良いことか? | トップページ | 泣ける、清原の引退 »