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2008年8月22日 (金)

Favorites37 鈴木英人

鈴木英人と書いて「すずきえいじん」と読む。
今回、続けて紹介している「イラストレータ」の中で、最も思い入れと想い出が多い人だ。

この人も一時期、とてもブームになった。
レコード(CDじゃないよ!)ジャケットだったり、雑誌の表紙だったり、市場に「英人イラスト」は溢れかえっていた。
今から思えば、バブルの頃だったのかもしれない。
だから、こんな「明るい」イラストが受け入れられたのだろう。
Eijin
この人は、私がプロのデザイナーになった時に、一番流行っていた。
当時、まだ駆け出しだった私は、重大な悩みを抱えていた。

というのは、新しく入った広告代理店で、いきなりクルマの販売店の広告を担当することになった。
広告と言っても、チラシが一番多かったのだが、そのレギュラーのチラシには、必ず「イラスト」が描かれていた。

私の前任者である先輩は、非常にイラストが上手く、それを顧客側も気に入っていた。
前任者は、私が入社して2〜3週間で辞める予定だと言われ、困った。

デザイナーなのに、とってもデッサンが苦手な私は、漫画チックなカットなら描けるが、望まれているようなイラストは難しい。
タッチのことで、顧客からいろいろ言われている時に、担当営業から見せられたのが「英人イラスト」だった。

そのクルマメーカーが作ったある冊子に、「英人イラスト」が載っていて、営業が
「こんな感じに描けない?」
と言って来た。

それから、「英人風」イラストを真似て描くことにした。
絵柄は当然「おまかせ」なので、いつでもどこでも題材になりそうな資料は集めて来た。
そして今のようにデジタルじゃないので、写真をトレスしたり、雲形定規を使ったり、スクリーントーンを貼ったりして、それなりのタッチを創って行った。

おかげさまで顧客には気にってもらえるようになって(というか育ててもらって)、その会社にいる間、ずっとそのクルマのチラシを担当させてもらった。

あの時「英人イラスト」を見せられなかったら、どうなったのか分からないけれど、プロのデザイナーになってからの経験だっただけに、「鈴木英人」と言う人は、非常に印象深いイラストレータとなった。

最近はカラートーンを使用せず、シルクスルーリーンで作品を創っているようだが、相変わらず「明るく透き通った」タッチは健在なのである。

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コメント

「カラー文字」でメリハリを付けるのが、お役に立ってなによりです。

これは、私の場合「企画書」を書くので、その時に「ダラダラ文」では、お客様に伝わりにくいし、印象に残らないと思い、文字でのメリハリを付けるようになったことが始まりです。

ただし、企画書ではこんなに色をつけませんが・・・・・
チラチラして見辛くなったら意味がないんで・・・・

一応カラーにも「ハッピーな感じ=ピンク系」「暗い感じ=ブルー系」「ほかの感じ=ブラウン系」と分けているんですが、予定通り行かないことが多いです。
また参考にしてください。

投稿: nobulog | 2008年8月22日 (金) 13時28分

実体験の苦労は、‘重み’がありますよね。
イラスト・デザイナーの仕事は、創造力が要求されて、認められた時は‘達成感’が大きいでしょうね。
nobulogさんのブログのお陰で、単調な私のブログも‘カラー文字’を取り入れたり、工夫することを思いつきました。写真と絵がイマイチですがそのうち・・・・。

投稿: nonnon | 2008年8月22日 (金) 11時06分

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