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2007年12月 3日 (月)

FavoritesNo.22(もしくは番外編) 椿三十郎を始め黒沢作品

例のFavoritesシリーズにしようか、それとも番外編にしようか迷いながら書いている。
Favoritesシリーズにするほど熟知しているわけでなく、この話題にしたのも「織田裕二」のリメイク版のニュースがきっかけだからだ。
かと言って、黒沢作品の良さはとびっきりだしという思いもあって迷ったタイトルになっている。

「織田裕二」という役者については先日のブログに書いたので、あまり触れない。
そして「椿三十郎」のリメイク版についてもあまり深く触れない。
森田監督も織田裕二も言っているように、黒沢作品と比較しても仕方ないと思うけれど、同じ脚本を使うとやっぱり比較されてしまうとも思う。
テレビでほんの少しだけ流れるシーンですら、黒沢作品を見ている私には、「織田君の言い方だと軽いな」と思ってしまうからだ。
Tubaki
じゃあ、オリジナルの脚本でやれば良いのかと言うと、これが難しい。
というのは、黒沢作品の面白さは「脚本の練り込み」にあるからだ。

私が初めて「黒沢作品」を見たのは、高校生か二十歳の頃だったと思う。
それまでは海外でリメイクされた西部劇「荒野の七人」「荒野の用心棒」を見た程度で、まったく知らなかった。
当時の黒沢監督は、私の中では「過去の人」と映っていた。

初めて見たのは「七人の侍」だった。
長い映画だけれど、面白かった。めちゃめちゃに痛快で、感情移入が出来てハマっていく感じがした。

その後、WOWOWで「黒沢特集」をやった時期があり、「赤ひげ」「用心棒」「隠し砦の三悪人」「天国と地獄」そして「椿三十郎」と名作を続けざまに見た。
今、挙げた作品はどれも面白い。

特に、「用心棒」「椿三十郎」は、珍しく続編的映画で、三船敏郎の魅力満載の映画だし、仲代達矢のニヒルさもピカイチだ。
そして個人的には「赤ひげ」も大好きだ。
この作品の三船敏郎もなかなか良いし、若い加山雄三も初々しい。

これらの乗っている頃の黒沢作品を見ていると「深み」を感じる。
きっとそれは、先に書いた「脚本」の完成度なのだろう。
「赤ひげ」の原作を数年前に読んだけれど、映画の方が遥かに感動した。
普通、原作をしのぐ映画化ってのはなかなかないが、そういう意味でも貴重な作品だと思う。

当時のWOWOWの放送をビデオに撮っていたが、画質も音もノイズが入ってしまってもう見られない。
これを機会にDVDを買おうとうずき始めている。
ああ、またお金を使うことを考えているなぁ・・・・・でも性格的に辛抱できずに購入してしまうだろう。

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