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2007年7月12日 (木)

Favoritesなもの No.10 蝉しぐれ

Favoritesシリーズでは初めての小説を。

いつの頃からか変な癖で、一度気に入った作家に出会うと、しばらく読み続ける。
今まで気に入った作家は、このブログでも何度か紹介した。

司馬遼太郎は、若い時に夢中になった。
そこから藤沢周平、平岩弓枝、池波正太郎と40代には、いわゆる大衆江戸ものの小説にハマった。このあたりの記事はこちらを参考に・・・・

この辺りの小説で、Favoritesなものをと考えて最初に浮かんだのがこれだった。

「蝉しぐれ」

Semi_1

この話は何度もTVで放映され、映画にもなった

気に入った本は、何度か読み返すが、なぜかこれは1回きりしか読んでいない。

しかし、不思議と脳裏に焼き付いた物語だった。
有名な自害した父を、大八車で運ぶシーン。
お家騒動に巻き込まれ、夜の暗闇に紛れながら、ふくと逃げるシーン。
そして、最初で最後のふくと結ばれるシーン。

話のリズムも流れも素晴らしいのだが、文章なのにとても映像美を感じるシーンが多々ある。

この話は、藤沢作品を読み始めたかなり初期に読んだ。
これに心撃たれ涙したおかげで、その後の時代小説にはまっていく生活になるのだが、この辺りの小説になれると、今の現代小説が若干つまらなくなる。

しばらく前に、会社の人に借りた小説が、本人は「面白かった」と言っていたのだが、私には事象も心情の表現も薄っぺらに感じられて、何も心に残らなかった。

Favoritesシリースの小説編は、これから「かわせみ」「鬼平」と出していくけれど、まずは藤沢作品を紹介してみた。

40歳以上で、会社生活に疲れているオジさんにお薦めの一冊です。

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コメント

こんにちは!
「蝉しぐれ」、素敵なお話ですね。
noblogさんの温かさが伝わってきます。

私のお気に入りの本は、
本田健さんの「ユダヤ人大富豪の教え」です。
人生の中で、とても落ち込んでいたとき、
この本を読んで、すごく元気をもらいました。

人生を変える本との出会いってありますよね。

いつも素敵な記事をありがとう!

投稿: 気持ちはいつも青春! | 2007年7月12日 (木) 17時34分

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