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2007年7月26日 (木)

Favorites No.11 風の谷のナウシカ

先日のブログで予告した通り、Favoriteシリーズで「風の谷のナウシカ」を取り上げる。
しかも、原作の方でなく映画になった作品なので、その辺のところは理解して欲しい。

Nausika

この映画は、ひょんなことから知った。
当時、付き合いのあった友人は漫画家志望で、ご多分に漏れずアニメージュなんかが愛読書であった。

彼は、当然そのつながりでこの作品を知っていた。
私は、全く知らず興味もなかった。

当時、まだビデオ機器を持っておらず、その友人が新しいのを買うから、古いのをくれると言うので、貰った。
そのビデオは今はない「β方式」だったが、まあそれはいい。

その時にハードと一緒にくれたのが、この「風の谷のナウシカ」だった。
しかもビデオディスクをダビングしたものだった。

興味のなかった私は、貰ってもしばらく見ていなかった。
どれくらいした頃か忘れてしまったけれど、何となく見ることになった。

最初は設定そのものが分からず、かなり不思議な感じだったが、途中から完全に引き込まれてしまった。
宮崎駿は、この作品でのヒットをきっかけに、今のような「ジブリブランド」構築していくのだが、この初期の作品は、最も思い入れが強く表現されている。

実際にあんなに大きな虫たちに襲われたら、ナウシカのように優しい心のままではいられないだろう。
というより、絶対に生きていけない・・・・

そして、ラストシーンの
「そのもの蒼き衣をまとい金色の野に降り立つべし」
のセリフは、ストーリーとしての完成度の高さを物語っている。

宮崎駿の初期作品「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」は、まだキャラクター展開しておらず、作家としての宮崎駿の主張が通りやすい状況の作品であり、純粋にしてシンプルなテーマで、私は一番好きだ。

この後、「となりのトトロ」で、彼は完全にブランド構築に成功したが、常にヒットを求められ、トトロのようにキャラクター戦略に乗らざるを得ない状況になった。

そういう意味で「となりのトトロ」は、子供に「迎合」し始めた作品で、個人的にはあまり好きでないが、でもここまでの宮崎作品は、やっぱりアニメ映画として、エポック的な作品であることに間違いない。

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