« Favoritesなもの No.4 | トップページ | やまゆり荘 »

2007年6月15日 (金)

良いことをしながら悪いことを

久しぶりに時事ネタを。

24時間在宅介護をウリにしたコムスンが、厚生労働省から異例の処分を受けた。
このニュースは、トップで扱われたし、連日折口会長と言う人がマスコミに登場してコメントしている。

余談だけれど、この折口会長と言う人は、成功者である。
だから貧乏人の私から見ると、
「なんか、目つきの悪い信用ならん感じの奴」に映る。
本当の「人となり」は分からないけれど。

Komusun

さて、このニュース、ダークサイド面だけではない。
知らなかったけれど、24時間対応する介護業者は少なく、実際に業務停止になると困ってしまう介護必要者も多いとか。

コムスン関連の報道は、最初はダークサイド面だけだったが、最近はそうではなく、貴重なサービス面も紹介し始めている。

これを見ていて、愛読書である「鬼平犯科帳」を思い出した。
先日の「ここまで言って委員会」でも、言われていたが、作者の池波正太郎と言う人は、人間の持つ「2面性」を常にテーマにしているのだそうだ。

鬼平のセリフにある。

「人間と言うものは、良いことをしながら、悪いことを。悪いことをしながら、良いことをする。不思議な生き物だ」

これは、盗賊の首領が、盗んだ金を浮浪宿に寄進する物語の時に言うのだが、確かに鬼平の物語の底辺には、「2面性」のテーマが流れている。

今回のコムスンの場合、こんなカッコいいものではない。
NOVAと同じように「金儲け主義」を突き進んだ結果と言える。

またまた余談だけれど、NOVAのヒドさは、昨年新卒で入社してきた部下に聞いたことがある。
営業ノルマが厳しくて、それこそコムスンと良く似た状況らしい。

話を戻して、コムスンの場合「必要悪」ではない。
事業そのものは、創立者から買い取ったものだから、企業DNAに「良いこと」の意識は薄いと思えるからだ。

いずれにしろ企業も人も2面性を持つ不思議なものなのである。

最後の余談。
最近は、同じ池波正太郎の「仕掛人 梅安」シリーズを読んでいる。
これもやはり「良いことをしながら悪いことをする」主人公の話なのである。

|

« Favoritesなもの No.4 | トップページ | やまゆり荘 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« Favoritesなもの No.4 | トップページ | やまゆり荘 »