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2007年2月 6日 (火)

うすっぺらな知識で

いつの頃からか、あまり自分の仕事的な内容は、このブログには登場しなくなった。
理由の1つには、アクセス解析でのデータなのだが、もう1つある。

それは、どうしても愚痴っぽい内容になるからで、私も含めて、人の愚痴を楽しみに読む人などいない。
そして、愚痴って言うものは、どこかで不快な気持ちになるのも感じた。
そんな感情が積み重なって、少し自分の仕事的なものは敬遠している。

しかし、今日はちょっとその仕事的な話から。

昨年秋くらいから、あるメーカーの「取扱説明書」のプレゼンに参加している。
私自身も、今の会社も商業デザインや印刷は得意分野だが、「取扱説明書」は少し分野が違っている。
そのため、社外のスタッフに協力を頼んだ。

その人は私と同じような年齢で、「取扱説明書」の分野では結構いろんなことを知っている人だった。
しかも、大企業が参加している「取扱説明書」作成の研究団体にも所属し、パネラーをやれる程の人だし、その関連で、大学教授などともパイプがあるらしい。

今、そのプレゼンは最終段階に来ている。
最初の段階での顧客の評価は高く、期待されてきた。
けれど、最終段階になって、プレゼン内容が具体的になった今、少し評価ダウンになった。

そこで、昨日緊急にそのスタッフと打合せした。
問題は、彼の知識や手法は、確かに素晴らしいものだけれど、それを引き立たせるようなデザイン・レイアウトが出来ていないため、顧客評価につながっていない点だ。

彼は最初、イロイロ言っていた。
作り手出身の私としても、彼の気持ちも分かるし、時間的な問題も分かっていたので、出来るだけソフトにお願いをしていた。

しかし、会社的に考えれば、今中途半端な妥協をして、1億を超えるかもしれない仕事を逃すわけにはいかない。
そこで、仕方なく奥の手を出した。

奥の手とは、私がデザイナー出身であるという点だ。
ビジュアル表現の力からすれば、外注スタッフの提出したものは、決して高いものではない。
その点をかなり強く指摘した。
文字の組み方、紙面構成、見せるストーリー性など具体的に言い始めたら、一気に彼は何も言わなくなった。

人は誰しもそうだが、自分のテリトリーでモノを語っているときは強い。
けれど、相手のテリトリーになったとき、どう応酬出来るかが、その人の本当のスキル力だと思っている。

彼にはスキルの厚みがないのを、実は最初から感じていた。
だから、「○○協会の」とか「ガイドラインでは」とか「□□大学の」とか、いろんなブランド名で論破しようとする点が多い。

最終的に、彼には納得してもらって帰ってもらったが、帰宅して1週間前の「そこまで言って委員会」の録画を見ていたら、同じ場面を見た。

私は良く知らないけれど、初登場の「ケビン・クローン」とかいう人が出てた。Kebin
有名な人らしく「国際コラムニスト」とか言っていたが、すぐ化けの皮が剥がれた。

「金」さんを「キム」さんと呼び、間違っていると指摘され、水戸黄門の「葵」の紋を「菊」と言う。
周りからガンガン間違いを指摘し、その上、一生懸命熱弁を振るっても「アメリカ万歳vs日本人ダメ」論的で、その話の根拠の、自分周辺で起きたことだけなのだ。

なんて薄っぺらな奴なんだろうと見ていて思った。
最初に書いた外注スタッフも、自分のテリトリーでしか強みは出せないが、それでもケビンなんちゃらと言う偽物文化人に比べれば、遥かにマシだ。
さっそく三宅さんは、それを見抜いたらしく、途中から彼の言うことはすべて否定していた。

あんなに薄っぺらな知識で、TVに出て、コラムニストを名乗れるなんて、まずメディアって大したものじゃないって広めているようなものだ。
いずれ消えていく人なんだろうけれど・・・・・・。

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