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2006年9月22日 (金)

WOWOW映画「蝉しぐれ」

『拓郎&かぐや姫」のつま恋が、いよいよ明日になり、天気を心配しつつも、急に気分も盛り上がっている。
まぁ、盛り上げようと、会社でも拓郎やかぐや姫の曲を聞いているせいもある。

が、今日はまったく違う話題。
久しぶりに映画の話だが、相変わらずWOWOWで見ると言う、怠け者映画観覧者の戯言と思ってください。

「蝉しぐれ」

私自身は、3年ほど前に初めて知った作家であり、小説だったけれど、その筋では有名な「藤沢周平氏」の名作だ。Semi

原作では何度か泣けるシーンがある。
父の遺体を実家まで運ぶシーン。そして、坂の道で「ふく」が駆け寄るシーン。
江戸に奉公に上がる前の日に、訪ねてきた「ふく」のシーン。
そして、ラストの「ふく」との最後の再会シーン。

もちろん、そうした名シーンは、映画にも取り上げられていた。
四季の風景を入れるために、1年がかりで製作したと言う話だが、やはり本で読むほど心に染みなかった。

この話に限らず、藤沢周平氏の小説は、長い時間軸を持った話が多い。
「蝉しぐれ」でも同じだ。

文四郎とふくの幼少から、成人し、子供がいる大人(中年近い)までの長い長いほのかな想いが続いている話を、2時間の映画に埋め込むのは、やはりかなり難しいのだろう。

先に挙げた名シーン場面は、原作で読むと、心に染み一気に藤沢周平ファンになってしまうくらい素晴らしい。
それはきっと、読む人に「長い時間の経過」を感じさせてあるからだろう。

原作が名作であればあるほど、映画にする難しさを、こういう映画を見ると感じてしまう。
それとも、脚本や監督によっては、もっと違うものになったのだろうか?

いずれにしろ映画では原作の5%も表現出来ていなかったことは確かだ。
もしも読んでいない人は、ぜひとも原作を一読することをお勧めします。

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