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2006年8月28日 (月)

SLの限界

今はあまり言われないが、私は「SL小僧」だった。

私が生まれた街は、私が高校生になるまでSL=蒸気機関車が走っていた。
駅には機関区もあり、小さい頃から見慣れたSLは、今でも心ときめくものだ。まもなく無くなると聞いた中学・高校生の時には、毎週のように小さなカメラを持って、撮影に出かけたものだ。
悲しいかな、その頃撮影した写真はほとんど残っていない。
今のデジタルカメラ時代だったら、データとして残しておけるのに

さて、今日の話題はそのSLのこと。

昨日、NHK-BSで「SL復活・C571よ永遠に」という番組をやっていた。P0712_004
どうやらハイビジョンで7月に放送された再放送のようだったが、これがなかなか面白かった。

現在、山口線で走っている「C571」を解体し整備し、甦らすというプロジェクトをドキュメンタリーで放送したのだが、その内容の深さに感心した。

冒頭に書いたようにSL小僧だった影響で、わりとSL関連の番組は見るのだが、通常これらの番組はSLのノスタルジックな面を全面にだすことが多い。

ところが、今回は技術面やその修復職人面を中心に、しかもCGを使って蒸気機関車の内部構造までも分かりやすく説明した。

特に心臓部と言われる「ボイラー」の修復では、亀裂のため再製造を考えたとのこと。しかし、現在の規程と異なるため、同じカタチのものは製造できないらしい。

SLは多くは鋳物と金属で製造された機械の固まりである。
そして、その宿命として金属疲労が起き、最後には修復不可能になり、廃車せざるを得ないと番組では言っていた。

私たちは、そんなことも知らず
「やっぱりあの音や煙はいいから、ぜひいつまでも残して欲しい」
などと身勝手なリクエストをだしていたが、その影で、技術と知恵を出し合って修復してメンテナンスしている人たちに、感謝しないといけない。

昨日は番組を見て、改めてSLを見る時の感謝の気持ちを教えられた。
久しく出かけていないが、京都の梅小路機関区に見学に行きたくなった。

イロイロ言われるけれど、NHKはたまにこうした良い番組を放送してくれる。
この種の番組は、まず民放では流れて来ない。感動演出しまくりの24時間テレビより、よほど感動した!

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